大谷貴子 おおたにたかこ
全国骨髄バンク推進連絡協議会 前会長
慢性骨髄性白血病で余命数カ月と宣告されるが、白血球の型が母と適合し、骨髄移植に成功。助かる可能性はわずか1%という状態から奇跡的に生還。日本初となる骨髄バンクを設立し、2005年~11年 全国骨髄バンク推進連絡協議会会長を務める。骨髄バンクの普及といのちの重みを伝える活動に奔走中。
大谷貴子のプロフィール
■職歴・経歴
1961年 大阪に生まれる。
1986年 千葉大学大学院在学中、慢性骨髄性白血病と診断される。
1988年 名古屋大学医学部付属病院にて母親から骨髄移植を受け、退院。
名古屋骨髄献血希望者を募る会を発足(94年骨髄バンクを支援する愛知の会と改称)。
1989年 東海骨髄バンクを設立。
1990年 非血縁者間骨髄移植の成功例を発表。
全国骨髄バンク推進連絡協議会発足と同時に運営委員に就任。
1991年 財団法人骨髄移植推進財団(日本骨髄バンク)設立し、
評議員並びに普及広報委員に就任 (96年3月まで)。
1992年 医師と患者との架け橋になりたいと、初級カウンセラー資格取得。
1994年 精神対話士資格を取得。
1995年 全国骨髄バンク推進連絡協議会副会長に就任
1997年 結婚
2005年 全国骨髄バンク推進連絡協議会会長に就任 (2011年7月まで)
■受賞歴
1990年 (社)名古屋青年会議所TARG(ターグ)賞グランプリ
1991年 ライオンズクラブ国際協会334-A地区ガバナースペシャルアワード、(社)日本青年会議所TOYP(トイップ)大賞グランプリ、東海テレビ文化賞。
1995年 朝日社会福祉賞
1996年 日本ホスピタリティ協会主催「The Best hospitality of the year」
1997年 中日社会功労賞
2008年 第60回「保健文化賞」
2019年 第53回吉川英治文化賞
■著書
『生きてるって シアワセ!』
『白血病からの生還』など
講演実績
弊社での実績
会合名 | 地域 | 主催窓口 |
---|---|---|
人権を考えるつどい
<受講者への貢献> 生きていることへの感謝、相手を思いやる気持ち等々、…. | 福岡県 | 官公庁 |
講演タイトル例
人権・平和
白血病から学んだこと
~生きていることの喜びを伝えたい~
1986年、大学院生の頃に白血病の宣告を受けました。 「死ぬかもしれない」という恐怖との闘い。 必死の骨髄提供者探しの末、奇跡的に母親と適合し、いのちを得ました。 “いまを生きる”ことの喜び、幸せを...
プランへ移動人権・平和
白血病になって初めて気付いたこと
~全ての人が平等である社会を~
自分自身は、病気や障害への偏見を持たない人間だと思っていました。 でもそれは、単に無関心であっただけなのかも知れません。 自分自身が白血病という病魔に侵されて初めて気付きました。 病気や障害をもつ人...
プランへ移動福祉・介護
生きているってシアワセ!
~誰もが骨髄移植を受けられる世の中に~
毎年5000人が発症する血液のガン・白血病。原因は不明。老若男女、誰の身にも起こりうる。 骨髄移植により、奇跡の生還を果たした大谷貴子。 『誰もが骨髄移植を受けられる世の中に』と願って、日本初の骨髄バ...
プランへ移動著書・著作紹介
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- 生きてるってシアワセ|(1998-01-01)
- 白血病からの生還 (カニ心書シリーズ)|(2005-04-01)
- 霧の中の生命: 白血病を骨髄移植で治し、今日を生きる|(1991-12-01)
- 生きてるってシアワセ!|(2008-03-01)
スタッフからのコメント
慢性骨髄性白血病と診断され、骨髄移植を受けた経験を基に、闘病中に感じたことなど、患者としての立場からメッセージを伝えます
道徳・人権講演会や教育講演会では、生きる喜び、命の大切さ、思いやりの心を育むためのメッセージを、また、看護専門学校生や医療従事者を対象とした講演では、看護師としてどのように接していくか、どのように声を掛けると相手に伝わるのか、具体例も交えながら理解しやすい内容で進めます。
主な講演タイトルに、「白血病から学んだこと~生きていることの喜びを伝えたい」
「生きているってシアワセ!~誰もが骨髄移植を受けられる世の中に」
「患者の思い、そして看護師に期待する事」など。
参加者からも「子どもたちにも教員にも素晴らしいメッセージが伝わった」「看護学校についてよくご存知なので、質疑応答の時間にも真剣に向き合い答えていただいた」「看護師としての態度や役割りについて、見直すきっかけとなった」など、専門知識だけでは補えない部分を学べる貴重な講演です。
(企画室よりのコメント)