清水国明流スローライフのすすめ

清水国明 しみずくにあき

タレント・NPO法人河口湖自然楽校 楽校長
山梨学院大学現代ビジネス学科 客員教授
所沢市教育委員

提供する価値・伝えたい事

最近、何をするのが好きなのか、自分でもよくわからないという人が多いんですね。

内 容

みんな「得意なこと」はたくさん持っている。それは社会の期待や、親の期待、家族の期待など、他人の期待に応えたもの。
ところが、自分がやりたいこと、いわば「自分の期待」に応えていないんだと思うんです。
「得意なこと」と「好きなこと」は違う。得意なことで成功すると、案外落とし穴があったりします。
ところが好きなことだったら、他人にヘタくそって言われようが、一晩中やっていようが、全然苦にならないでしょ。ログワークに汗を流したり、ものを創ったり、自然の中で時間を過ごして「あ、オレ、意外とこんなこと好きだったんだ」ということを発見してもらえたら、僕としては嬉しいことです。
休日って、やっぱり「自分が好きなことをやっている時間」じゃないでしょうか。一日の中で仕事以外の事をしている時間を少しでも作って、好きなことをする。そういう時間が結局、貴重なんだと思います。ただ、僕の場合は休みはないんですよ。仕事も全部、自分が好きなことだけやっているから。逆に言えば全部が休日なんです。  

福井県の雪深い山奥で育ちました。その村はダムの底に沈み、人為的に環境を変えられていく痛みや自然をお金に換えていくやり方の限界を知りました。その原体験をベースにいま、火を起こし、食事を作り、栽培し、魚を釣り、生きていくものを自分で手に入れました。
不安を紛らわすために必要だったお金も要らなくなる。いま、みんながお金、お金と言うのは生きていく自信がないからかもしれない。
ただ、50代になって「好きなことをして豊かになったらお金の存在が消えていた」というのは、理想という考えにシフトしました。
自分の行く末を「明らか」にして可能性を見つける、勇気をもって決断することが大切です。

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