学習障害から考える共生社会
~多様性を大切にする未来へ~
南雲明彦 なぐもあきひこ
明蓬館(めいほうかん)高等学校共育コーディネーター
想定する対象者
人権啓発活動に関わる皆さま など
提供する価値・伝えたい事
21歳で学習障害とわかってから、「障害」や「健常」について考えるようになりました。「普通」という目に見えない物差しで人をはかり、「この人は普通」「この人はそうじゃない」と判断してしまうと「同じ人間である」という当たり前のことを忘れてしまいます。
しかし、この事実を忘れなければ、その物差しではかる必要はなくなります。「普通」という物差しすべてをなくすことは難しいかもしれません。それでも、物差しの幅を広くしたり、長くしたりすることはできるはずです。そこに共生のヒントがあると考えています。
自分の経験だけではなく、全国をまわる中で出会ってきたさまざまな人たちの経験もふまえて、「共生とは?」「多様性とは?」を皆さんとご一緒に考える時間にしたいと思います。
スタッフからのコメント
知らず知らずの内に、狭い判断に閉じ込めまれ、人が生きていくために必要な、多様性を認める、人と違う自分、家族を受け入れるという事が難しい社会になっています。
「当たり前ってなんだろう」「普通ってなんだろう」という問いを、南雲先生はご自身の経験から、私達に投げかけられます。先生のお話を通じ、講演を聴いた方が、「ひとりひとりのキャパが広がり、少しでも穏やかになって欲しい」という想いで先生はご講演されます。
(学校・PTA 教育委員会担当 岩本:記)