自分の身は自分で守る 
自主防災の活性化にむけて

東野郁夫 ひがしのいくお

保安・防災アドバイザー

内 容

1.災害の種類
自然災害 人為災害 複合災害 感染 テロ

2.日本の地震
世界中の地震の約22%か日本で発生している。
M6以上の地震が世界中で10年間に960回発生し、そのうち、日本及び日本の近海で220回発生している(1994年から10年間)

3.地震を想定
地震で重要なのは、発生前の数10秒から発生後10分間程度の行動が生死に大きく関わる
■阪神淡路大震災での死者 総数6402人 兵庫県全体6344人
兵庫県の死亡者のうち、圧死・窒息死したことの原因が全体の73%を占めており、強い地震により瞬時に家が倒壊し、その下敷きになって死亡された人が多い。地震直後の午前6時までに犠牲となられた2,222人の死亡原因は、窒息による人が81.8%であった。
■生存するために重要なこと
大災害時に間違った行動は、死を意味する。
訓練や経験した内容は、とっさの時に何とかできる可能性が大
隣近所とのコミュニケーションがあってこその共助
その瞬間の最善な方法は何か?個々に学び、訓練を継続すること以外にはない

4.家庭で防災対策
(1)家族で防災会議
地震時の対処方法、お互いの連絡の取り方、避難方法、避難場所等
(2)非常持ち出し品の確認
どのような物品を準備しておくか
(3)家具等の固定
怪我をしないための基本中の基本  家具の固定  →  大きな減災
(4)地域の防災訓練に参加
(5)備蓄 無理に非常食を買い集めて備蓄することではない
(6)災害伝言ダイヤル等 体験しておこう

5.自主防災組織の重要性  自分の身は自分で守る
・ 自主防災組織の設置、計画、運営
・ 平常時の活動 → 災害に向けて色々な訓練や勉強会等
・ 災害時の活動 → 救護、消火、避難誘導、避難場所の設営
・ 復興時の活動 → 相互協力 

6.地震発生
(1)緊急地震速報
気象庁が配信する「緊急地震速報」を受信して、大きな揺れが来る前に、予想到着秒数と予想震度を知らせる。
(2)最初に取るべき行動心の準備と自分自身の身を守る時間(自助) 家族に地震が来ることを知らせる。
(3)地震がおさまったら
①家族確認と状況を把握する時間(自助) 自宅内の家族の確認(声で確認する)
・ 部屋の移動 むやみに部屋の移動は危険、ガラスの破片を素足で踏んで怪我等 出血が多量になれば確実に死亡する
②家族の保護をする時間(自助)
・家族の確認
・ガスコンロ等の消火
・水等の確保
・電気ブレーカーの遮断(避難時)
・ガスメーターの点検
・児童の引き取り等
③ 隣近所のために行動する時間(共助)

7.自主防災組織立ち上げ 
安否確認カルテ作成  防災訓練

8. 避難勧告、避難指示等

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