多くの企業が導入されている「役職定年制」。
 組織全体としては、新陳代謝を促す等、メリットが伝えられていますが、実際の職場では、退職を控えた世代の方々が元気を失いがちで、仕事へのモチベーションが低下し、そのチームのリーダー、店長の方々の悩みは深いとの話を伺っておりました。
 そこで、グローバル人材育成コンサルタントの斧出吉隆氏に話を伺うと、「 リーダ―シップは肩書ではないことに気づいてほしい」 とのこと。とりわけ役職定年を迎えられると、ご本人自身が、自分自身の価値を見失ってしまっているケースが多いそうです。
 例えば、「肩書」を失ったことで、組織のなかで存在意義が見いだせない、仲間からの視線が違う・求心力も失っている(という思い)から業務へのモチベーションを失ってしまうそうです。それだけでなく、こうしたマインドが勤務態度、ネガティブな発言につながり、次第にチーム全体の勢い、やる気が失われてしまうケースもあるそうです。こうなってしまうと、若いリーダーのご心労は、察するにあまりある状態です…。
 ところが、斧出氏によると、肩書のある方々は、その能力、人柄によって支持されて、その地位にいた人。つまり、これまでどおり、人としての魅力、能力というものは変わっていない。にもかかわらず、自ら卑下してしまうことによって、存在感を自ら失っているケースが多い、というのです。
 では、こうした自己肯定感を低めることなく、元気に組織に貢献し続けてもらうためにはどうすれば良いのでしょうか。斧出氏は、その解決につながるのが、これまでのご自身の仕事の振り返り(強みの分析)と、これからの社内でのコミュニケーション方法にあると強くおっしゃいます。これがモチベーションの維持に繋がるそうです。
 人材活用も多様化しているなか、これまで組織を支えて来てくださった彼らの存在に光を当て、再活性化を図ることは企業にとっても非常に重要な戦略になるのでは?と下記の提案をいただきました。ちなみに斧出氏は、P&G、USJ、シンジェンタ、日本マクドナルド等、グローバル企業で人事の最高責任者を歴任し、単なる理論ではなく実践に裏づけされた現場感覚で、様々な経験に基づく講演やファシリテーションに定評がある講師です。ぜひ今年度の研修に組み込んでみられてはいかがでしょうか。
 人としての魅力とは何か?を学ぶことは、若いリーダー、現役世代の方々の取り組みの示唆にもなりそうです。

シニア活性化プログラム

斧出吉隆 おのでよしたか
グローバルタレント育成の第一人者
株式会社ヒューマンエッジ代表取締役
P&G、USJ、シンジェンタ、日本マクドナルド等、グローバル企業で人事の最高責任者を歴任し、グローバルタレント育成の鍵は「リーダーシップ」と「コミュニケーション」であると確信。単なる理論ではなく実践に裏づけされた現場感覚で、様々な経験に基づく講演やファシリテーションに定評がある。

■想定する対象者

役職定年になる予定の方々、50歳以上のシニア層の方々など

■提供する価値・伝えたい事

50歳以上のシニア層がより高い価値を持った労働力として組織貢献できるよう、マインドセットの書き替え、自分自身の価値観とスキルの分析(自分の強みと弱みを認識する)をおこない、今後に向けたアクションプランを作成します。

自分自身の強みと改善エリアを客観的に検証し、役職があるなしにかかわらず、個人の貢献度をさらに高めるための実践的な手法、アドバイスを提供する研修です。

1振り返りで、強みと改善エリアが明確になる。
2自分自身の満足度を高めるための行動が理解できるようになる
3真のリーダーシップを理解して周囲と効果的なコミュニケーションが取れるようになる

■内容
1.避けられない変化にどう対応するのか?
2.組織人のローラーコースターモデル
 期待と失望、そして諦め…、新たな希望
3キャリアと影響力(リーダーシップ)
 非階層性とは
 関係性とは
 状況に対応するとは
 行動や言動とは
4エンゲージメントとは
 スキルアセスメント
 価値観と満足度
5影響力を高めるコミュニケーションスキル
6まとめ