研修でインプットしたスキル、あがったモチベーションは、研修後をピークに一定期間で失われることは多くの人材育成担当者の悩みです。残念ながら、これは仕方のない事で人間の脳は忘れるようにできているようです。

有名な、ドイツの心理学者エビングハウスの「エビングハウスの忘却曲線」によると人はインプットしたあと下記の割合で忘却するそうです。

・1時間後には56%忘れる
・9時間後には64%忘れる
・1日後には67%忘れる
・31日後には79%忘れる

この脳の仕組みを踏まえて、適切なタイミングで復習を仕組化しましょう。例えば、1時間後の忘却率を下げるために、研修後に学習したことを発表やディスカッションをしたりすることは有効です。時間が取れない場合でもアンケートやレポートで学んだことを整理するだけでも違うでしょう。その後も忘却曲線を意識してリフレクションすることによって、忘却を抑えスキルの定着に繋がります。

さらに良いのは、一定期間後にフォローアップ研修を企画することです。学習した成果を共有する場があることで、その期間も能動的にアクションしていく傾向にあります。研修はゴールでなくプロセスであることを再認識して、継続学習とアクションを繰り返すことが人材開発において重要です。