介護が必要な高齢者の増加に伴い、 近年「高齢者虐待」が新聞やテレビでも多く取り上げられるようになりました。報道される頻度が高くなるにつれて「虐待」という問題への関心は、高まってきているようです。しかしながら、この「虐待」がどのようなものなのか、なぜ起こるのか、被害者にどのような影響や障害を及ぼすかは、あまり知られていないません。

ここでは高齢者虐待問題・高齢者の人権講演をわかりやすくお伝えできる、おすすめ講師をご紹介いたします。

介護と人権

羽成幸子 はなりさちこ
カウンセラー
エッセイスト
祖父母、父母、姑と、身内5人の30年間におよぶ介護体験を基に、介護する側、される側の心のあり方を独自の介護哲学で分かりやすく語る。「介護は自分の老いのリハーサル」と、全国各地で講演。老いを受け入れ「自分の死に方を決めておく」ことの重要性などを説き、年代を問わず高い支持を得ている。

「がんばらない」けど「あきらめない」
~命を支えるということ~

鎌田 實 かまたみのる
医師・作家

1948年、東京都生まれ。東京医科歯科大学医学部卒業後、長野県・諏訪中央病院へ赴任。30代で院長となり、潰れかけていた病院を再生させた。一方、イラクやチェルノブイリ原発事故の被災地ベラルーシ共和国への医療支援、東北の被災者支援など精力的な活動を行っている。

紛争地や原発事故で被曝し、何の罪もない子ども達が充分な治療も受けられないまま死んでいくという現実。チェルノブイリ原発事故によって白血病になった子ども達を救うための支援活動を通して、命の尊さを語る。 ま… (続きを読む)

~介護の現場から~
ひとは最期まで自分らしく生きたい

中田光彦 なかたみつひこ
介護福祉士・社会福祉士・ケアマネージャー

「辛い・暗い・つまらない」と思われがちな高齢者介護や在宅介護を、明るく遊び心あるものにしようと提唱する介護福祉士。講演では、高齢者介護の発想転換法や楽する介護のコツ、制度の利用法などの他、誰でも出来る身体介護実践法など、介護に明るく取り組む手法を分かり易く解説する。

「看護者が入院患者の爪をはがす」事件は本当に悲惨です。 上司や同僚の鬱憤を一番弱い老人(特に意思表示ができない人)に向けるなど、もってのほかです。同業者として恥ずかしい限りです。どんな仕事でもうまくい… (続きを読む)

人生90年、輝いて生きる

小宮山洋子 こみやまようこ
ジャーナリスト

元NHK解説委員・アナウンサー。1998年参議院議員に。2003年から衆議院議員(4期)。厚生労働大臣、少子化対策担当大臣等を歴任。2013年1月政界を引退、これまでの経験を生かし、社会保障(子育て、超少子高齢社会への対応等)、労働問題(特に女性)、男女共同参画をテーマに各地で講演。

日本の高齢化率(人口のうち65歳以上の占める割合)は、14%という高齢化社会から“化”がとれて真の高齢社会に日本はなっています。21世紀に入ると、日本が一番高齢化率の高い国になります。介護休業など介護… (続きを読む)

<高齢者虐待>気づこう、変えよう、これからの介護

沖藤典子 おきふじのりこ
ノンフィクション作家

1979年 女性の社会進出をテーマに書いた『女が職場を去る日』(新潮社)を出版し、執筆活動に入る。
以後、女性の生き方や家族の問題、シニア世代の研究、介護問題などに深い関心を寄せ、旺盛な執筆、市民活動を続けている。2007年度 「内閣府 男女共同参画社会づくり功労者表彰」受賞。

老人虐待・この悲劇の連鎖を断ち切るには

高見澤たか子 たかみざわたかこ
ノンフィクション作家

ノンフィクション、評論、エッセイなど数多くの著書を出版し、評論家としても活動。また、自らの体験を通して高齢化社会における人間関係、家族の問題、都市問題などを中心に、講演活動にも力を注ぐ。
長い寿命が約束された今、節目、節目で生きる意味で考え、人生の再構築の必要性を問う。


「虐待」とは何か  「老人虐待」が社会の注目を浴びるようになったのは、1994年に行われた高齢者処遇研究会による調査がきっかけでした。当時は「虐待とは何か」という定義も確立されておらず、このときの調査… (続きを読む)

いま、人権から・・・
ひとりひとりが「主役」の社会を

落合恵子 おちあいけいこ
作家
クレヨンハウス主宰
「書く」だけでなく「行動する」社会派作家として名高い。子ども・高齢者・女性等、社会構造的に声の小さい側に寄り添った作品多数。講演テーマは、人権を主軸に男女共同参画、育児、教育、介護、食の安全など多岐。また、子どもの本専門店クレヨンハウス、女性の本専門店ミズ・クレヨンハウス主宰。

『人権とは、誰の足も踏まないこと。誰にも足を踏まれないこと。』  男だから、女だからではなく、自分自身がもっと輝いて生きることが必要。「〜らしく」といった、過去の遺物が今も残っている。「男らしさ」の良… (続きを読む)

どんな人生もいいものだ。
~ファミリー・バイオレンスを乗り越えて~

藤木美奈子 ふじきみなこ
一般社団法人WANA関西 代表理事
関西大学臨床心理専門職大学院非常勤講師


子どもへの虐待、夫婦間暴力、高齢者への虐待など、痛ましい事件が報道されない日はありません。大切な家族が、なぜ傷つけあってしまうのか。暴力とは身体的なものだけではなく、心理的なものまでを含めます。互いの… (続きを読む)

支える側が支えられる人権教育
~向ける「まなざし」と伝える「温かさ」について~

藤川幸之助 ふじかわこうのすけ
詩人・児童文学作家

認知症の母親に寄り添いながら、命や認知症を題材に作品を発表。全国各地で、認知症への理解を深めるため講演活動を行い、また「子ども達にどのように認知症を伝えるか」「命に寄り添う」というテーマで研究を進め、大阪大学大学院や長崎大学、活水大学で講義を行う等、大学でも講義を行っている。

母がアルツハイマー型認知症と診断されて22年がたちます。 認知症の母を介護する過程で、母を支えていたと思ってきた私が、実は母に精神的に支えられていたとこの頃深く感じるのです。そして、母は今ベッドに横た… (続きを読む)

これからの高齢者医療と福祉

堀田 力 ほったつとむ
弁護士
公益財団法人さわやか福祉財団会長
京都大卒業後、1961年検事任官。76年東京地検特捜部検事としてロッキード事件捜査を担当。91年退官。現在、さわやか福祉財団会長として全国各地で絆のある地域づくりを推進。高齢社会NGO連携協議会共同代表、厚生労働省の高齢者介護研究会座長、日本プロサッカーリーグ裁定委員会委員長等。