医療現場のコミュニケーションのあり方

医療センター全職員向け院内医療安全研修をご依頼頂いた事例をご紹介します。研修の目的は、医師・看護師はもちろんのこと、事務職からヘルパーに至るまでの多職種に安全教育を行うことです。

今回は、さまざまな職種の方が参加される為、医療現場を外から知る異業種の講師を招くことによって、それぞれの立場・役割に必要な行動、そのために必要なコミュニケーションの在り方を理解し、すぐに実践できる安全行動への気づきを得られるような研修をされてはどうか、とご提案させて頂きました。

取材を通して見てきた医療現場

ご紹介させて頂いた講師は、アナウンサーで元 追手門学院大学客員教授の寺谷一紀さんです。寺谷さんはNHK在職中から、多くの医療現場を取材されてきました。

事故の形態はさまざまですが、その多くが、医療従事者と患者(家族)のコミュニケーション不足が原因で起こっています。人命をあずかる医療の世界において、フェイストゥーフェイスの意思疎通は何よりも大切です。しかし現実には、「伝えたつもり」が「伝わっていない」というようなことがしばしばあります。

こうしたトラブルを防ぐためには、自分の言葉で、相手の気持ちを考えて、わかりやすく、具体的に、組み立てを考えて話す必要があります。短いセンテンスで、主語と述語を明確にするだけでも大きな効果があります。どうすれば「伝わる」のか、どうすれば「信頼を得る」ことができるのか、コミュニケーションのコツを、実践的に講義されます。

企画担当者・参加者の声

医療現場の外からの声にハッとさせられ、大変勉強となりました。さすがアナウンサーです。非常に聞きやすいお声とお話しでした。明日から早速、行動レベルで取り入れることのできる内容のお話を頂けたと思います。ありがとうございました

さまざまな職種が働く、またさまざまな患者がいる医療の現場は、信頼を得るために人と人とのコミュニケーションが必須です。異業種の視点から、安全について気づきを得るこにによって、事故防止に努めることも重要ではないでしょうか。

私が見てきた医療現場
~事故はこうして起こる、防ぐ~

寺谷一紀 てらたにいちき
アナウンサー
元 追手門学院大学客員教授
“ナニワのアナウンサー”のキャッチフレーズで、関西に密着した個性的な活動を展開。
1964年大阪生まれ。87年NHKに入局。人気番組「とっておき関西」などのキャスターとして人気を得る。2002年NHK退社、フリーとなる。関西からのメディア革命を目指し活躍中。

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