日本国憲法は、「すべて国民は、法の下に平等であって、人種、信条、性別、社会的身分又は門地により、政治的、経済的又は社会的関係において、差別されない」(第14条)と法の下の平等をうたっています。 しかし、現実の社会では、女性や障害者に対する差別、外国籍県民に対する差別などさまざまな差別が生じています。 なかでも、同和問題(部落差別)は、同和地区(被差別部落)出身であるというだけで、不当に差別され、社会的な不利益を受けている問題です。 この問題の解決は、国および地方公共団体の責務であると同時に、私たちみんなの課題です。 すでに同和問題は解決したという意見もありますが、実際にはどうでしょうか。現在ではネット上の書き込みによる差別行為が激しさを増す傾向にあります。継続してこの問題に取り組み、広く啓発活動を推進していく必要があると思われます。

生きながら生まれ変わる

米良美一 めらよしかず
歌手


■生まれ、家庭環境について  ■難病と闘い続けた子ども時代  ■歌との出会い  ■『もののけ姫』がヒット、そして葛藤から転機へ  ■「生きながら生まれ変わる」  (*システムブレーン講演会レポートより… (続きを読む)

部落差別をこえて
~ 取材ノートから ~

臼井敏男 うすいとしお
元 朝日新聞論説委員
中央大学経済学部客員講師


1、なぜ被差別部落を取材しようと考えたのか。   子どものころの体験。記者としての経験。  2、部落を取材することに対し、周りの反応はどうだったのか。   一瞬の沈黙、そのまま話が終わる。校閲の担当者… (続きを読む)

橋はかかる
~被差別部落に生まれ育って~

村崎太郎 むらさきたろう
猿まわし芸人

初代次郎とコンビを組み猿まわしを復活させ、「笑っていいとも!」の反省ポーズで全国的な人気者に。初代次郎が急死後も、四代目へと伝統芸を引き継ぎ、テレビ・CM・国内外で活躍中。動物芸初の文化庁芸術祭賞受賞。2008年に被差別部落出身をカミングアウトし、自叙伝『ボロを着た王子様』出版。

“ロマンに生きろ!” という父の言葉を改めて思い出します。被差別部落出身者という自分の出自に関係なく、私は、猿まわしという伝統芸能のスターとなり村崎太郎として自分を誇れる人間になる。 そして全国300… (続きを読む)

「無知を許さず」
~ 連続大量差別はがき事件 ~

浦本誉至史 うらもとよしふみ
元 東京部落解放研究所研究員

兵庫県の被差別部落出身。高校卒業後、大学進学のために上京。以後、東京に在住。部落解放同盟東京都連合会勤務を経て、公益社団法人東京部落解放研究所に研究員として勤務。2013年に同所退職し、フリーで活動。「連続・大量差別はがき事件」の代表刑事告訴人。

被害に遭った、連続・大量差別はがき事件のエピソードを中心にお話を致します。 ある日家に帰ったら郵便受けにはがきが入っていた。酷い内容であることもショックだったが、一体どうして私にこのようなはがきが届く… (続きを読む)

生命の感動

坂岡嘉代子 さかおかかよこ
はぐるまの家・和太鼓はぐるま代表

和太鼓を通じ、ろうあ者や突っ張り少年たちを導くカウンセラー。現在、「はぐるまの家」で非行からの立ち直りを目的とした少年少女たちと共同生活を送る。「一人一人光がある。おちこぼれなんて一人もいない。自分の光を自分で見つけ、自分で光る」の信条で、青少年育成に尽力している。

“一人一人光がある。おちこぼれなんて一人もいない。自分の光を自分で見つけ、自分で光る” 私の主催する「はぐるまの家」は、さまざまな理由で家庭や学校に居場所を見いだせなくなった子どもたちをあずかり、その… (続きを読む)

人権力を養う
~想像力を広げる視点~

辛淑玉 しんすご
人材育成技術研究所所長

東京生まれの在日コリアン3世。企業、自治体、教育機関からの依頼で人材育成、人権・男女共同参画に関る講演等を行う。東日本大震災以降は被災地支援にも尽力。2013年ヘイトスピーチとレイシズムを乗り越える国際ネットワーク「のりこえねっと」を立ち上げ共同代表に就任。「2013エイボン女性年度賞」受賞。

日常的に使っていることばや、常識と言われている考え方の向こうに見えるもう一つの姿を伝える。例えば、「貧乏子沢山」と言った時に、頭の中に浮かぶのは「肝っ玉母さん」や「明るい家庭」といった単語が並ぶが、そ… (続きを読む)

「無知を許さず」
~ 連続大量差別はがき事件 ~

浦本誉至史 うらもとよしふみ
元 東京部落解放研究所研究員

兵庫県の被差別部落出身。高校卒業後、大学進学のために上京。以後、東京に在住。部落解放同盟東京都連合会勤務を経て、公益社団法人東京部落解放研究所に研究員として勤務。2013年に同所退職し、フリーで活動。「連続・大量差別はがき事件」の代表刑事告訴人。