学習障害について学ぶ機会を設けたい

PTA講演会についてご依頼頂いた事例を紹介します。この講演会は、保護者、教職員、生徒を対象に、生徒を取り巻く環境、課題について学習をする目的で開催されます。

ご相談の中で、企画担当者の方から、主催者の学校には学習障害で苦しんでいる生徒がいらっしゃると伺いました。そこで、学習障害について理解を深め、考えるきっかけになるような講演会を開催されてはどうか、とご提案させて頂きました。

ご紹介した講師は、弊社パートナー講師である、明蓬館高等学校 共育コーディネーターの南雲明彦さんです。南雲明彦さんは、LD(学習障害)の1つである、ディスレクシア(読字障害)当事者の立場から、全国各地で啓発活動を行っている稀有な存在として注目を集めています。

僕は怠け者…文字が読めない自分を責め不登校に

南雲さんは学生時代、「読み書きがうまく出来ない」という困難に苦しんでおられました。「僕は怠け者」と自分を責め 、不登校になり、「引きこもり」や「自傷行為」を経験されました。その後、自身がディスレクシア(読字障害)であることを知り、先の見えない暗闇からは解放されますが、その時まで「学習障害」という言葉すら知らずに生きてきました。

「文字がうまく読めない・書けない」ということが、どのようなものなのかを、ぜひとも、知って頂きたいと思います。そして「心ある理解者・支援者との出逢い」によって救われてきたこと、全ての原動力は家族であることを、真心込めてお話されます。 知って理解して頂ければ、障害を持つ人達の未来が変わります。学習障害について、考えさせられる講演です。

生徒の声

ディスレクシアという障がいは初めて知った。これからは学習障害の立場になって考えようと思った。

保護者の声

読み書き障がいがあるご本人からの講演だったため、とても心に響く内容でした。支援の大切さはもちろんですが、それ以前に愛情をベースにした信頼関係を築くことや子どもによって必要な支援が違うことなど、普段聞くことができない生の声を聞かせて頂くことができ非常に貴重な機会となりました。

ボク、学習障害と生きてます
~気づきから、理解へ~

南雲明彦 なぐもあきひこ
明蓬館(めいほうかん)高等学校
共育コーディネーター
21歳の時にLD(学習障害)の1つであるディスレクシア(読み書き障害)であることがわかる。高校時代より不登校、引きこもり、うつ病など、様々な経験をする。子どもがSOSを出せて、そのSOSを大人が見逃さないために何ができるのか。全国各地で講演をしながら、対話を続けている。