弊社では毎週オンライン講演を行っていますが、その中で、主催者様から「聴講者が受け身になりがち」「聴講者の集中が途切れがちになってしまう」といった悩みを聞くことがあります。
そういったときにおすすめしているのが、Zoomの投票機能です。
こちらは、聴講者にアンケートをとれる機能ですが、クイズを出したり、聴講者がどれくらい理解しているのかを測定したりと、さまざまなシーンで活用できます。

本記事では、より聴講者が積極的に参加し、講演内容への習熟度を高めるために、投票機能の活用例とその方法について解説します。

■目次

Zoomビデオウェビナーの投票機能とは?

Zoomビデオウェビナーに備わっている投票機能とは、各投票につき最大で10問の択一式あるいは複数選択式の質問を作り、ウェビナー中に参加者に問いかけることができるツールです。

ただ単に主催者側から質問事項を投げかけるだけではなく、参加者の回答を集計しレポートとしてダウンロードすることもできますので、聴講者の理解度チェックや講演実施後のアンケートにも使える便利な機能です。

ちなみに、新しく投票/アンケートを作成できるのはホストのみで、共同ホストは投票/アンケートの起動しかできません。そのため、共同ホストとともにウェビナーを運営している場合には注意が必要となります。

投票機能の基本的な設定方法

ここでは投票機能の基本的な使い方を解説します。

投票機能を使うには、ホストがウェビナーのアドオン有料プランに加入し、Zoomアプリのクライアントバージョン5.1.2以降である必要があります。

①投票の作成方法

  1. まずはZoomウェブポータルサイトにサインインし、「マイミーティング」のページからウェビナーを選択。もしまだウェビナーを作成していない場合には、ウェビナーの新規作成を行う。
  2. ウェビナーを選択したら、ページの下方にある「投票/アンケート」タブの「追加」又は「編集」を選択する。
  3. タイトルを記入し、1問目の質問と回答を入力する。「匿名にしますか」というオプションを選択すると、参加者の投票情報を匿名にできる。また、回答は「1つの選択肢」又は複数回答できる「複数選択肢」から選べる。
  4. 「+質問を追加」を選択し、2問目以降の質問を追加する。2問目以降の質問を入力する場合は、消えてしまわないよう、適宜保存する。

なお、1回のウェビナーに対し、最大で25個の投票/アンケートを設定することができます

➁ウェビナー開始後の使用方法

投票/アンケート機能をウェビナー中に使用する場合には、ウェビナーを開始させていから、メニューバーより投票を実行します。

  1. ウェビナーを開始する
  2. メニューバーにある「投票」ボタンをクリック。
  3. 投票タイトルの横にある「∨」を押して、実施する投票の質問を選択する。「投票の起動」を選択すると、投票が始まり、参加者の画面に質問画面が表示され回答が求められる。
  4. 投票が完了したら、「投票を終了」ボタンをクリック。ホストの画面に投票結果が表示されるので、その結果を参加者(聴講者)に共有したい場合には、「結果を共有」ボタンをクリックする。

投票機能の応用編

投票機能はアンケートをとるだけではなく、クイズや理解度測定、結果集計して統計データとして利用することができます。
ここでは具体例を示しながら、その活用例と方法について解説していきます。

①クイズ

人間の集中力は15分、45分、90分で途切れると言われています。PCの画面の前に座って、講演や研修を受け続けるのは、かなりの忍耐力を要します。

聴講者の集中力を維持するため、講演テーマについて興味を引く問題や、アイスブレイクで場を和ませる質問を、投票機能を使いながらクイズ形式で出題しましょう。

いくつかの単元に分かれている講演であれば、各単元の最初にクイズ形式で出題することで、聴講者の関心を引き、これからの講義の中に答えを探そうとする意識が生まれるため、その単元への導入がスムーズに進行できます

例えば法律に関する講演であれば、過去にあった事件を事例として取り上げ「この場合はどの法律を適用すると思うか?」などというクイズを出します。その後、その回答を示しながら、その事例についてどの法律が適用されるのか解説していきます。聴講者は自分の出した答えがあっているかを見極めるため講演に注力するので、聴講者の集中力アップが期待できます。

また、「どれが一番良かったか」「何が好きか」「何が苦手か」などと言うような嗜好やプライベートに関する質問をすると、場が和んだり聴講者同士の連帯感が生まれたりするので、上手に活用していきましょう。

➁聴講者の理解度測定

講演や研修などでは単元が終わるごとに、聴講者の理解度測定を目的として、その内容に関する問題を投票機能で出すのも効果的です。

講演・研修中に聴講者に必ず覚えてもらいたい項目を抽出して、質問を作成します。単元が終わるごとに、その質問を出し、聴講者に回答してもらいます回答結果は瞬時に出るので、もし間違った回答が多かった場合は、講師がその内容を再度解説し、復習することができます

また、研修であれば、研修前と研修後に研修で学んだ知識やスキルをどれだけ習得できたのか、この投票機能を使ってテストすることもできます。例えば、研修前と後で同じ質問を受講者に聞きます。その結果を受講者に共有し、自分がどこまで理解できたのか、理解度を見える化できます。受講者は自分の成長を実感できますし、講師は研修の効果が目で見ることができ、その後のフォローアップに役立てられます。

③統計

投票機能は、どれくらいの聴講者がその講演の内容について知っているか、どの程度興味があるかなど統計をとり、聴講者の志向や傾向を数値化する上でも活用できます。

例えば、新型コロナウイルスの予防接種に関するセミナーを行った場合、セミナーの冒頭でどれくらいの人が摂取を済ませたのか、摂取する予定はあるのか、などの質問を出します。そうすることで、聴講者の接種状況がわかり、コロナワクチンに対して肯定的なのか否定的なのか、聴講者の考え方や傾向がわかり、聴講者の興味をさらに高められます。また、聴講者が「自分と同じ状況や考え方の人が他にもいる」ということがわかれば、他の聴講者への親近感も生まれ、一体感をもたらします。講師にとっても、講演前に聴講者の近況や興味の度合い、考え方の傾向がわかるため、途中で講演内容を修正することも可能になります。まさに一石二鳥の機能です。

Zoomの投票機能を使って効果的な講演を

Zoomの投票機能を活用することによって、オンライン講演をより聴講者に寄り添ったものにできます。
とはいえ、初めてのオンライン講演であれば、聴講者の理解度を高められる機能であってもどのように使っていいものか、迷うところです。そんな場合は、ぜひ弊社のオンライン講演サポートをご検討ください。
弊社では、このような投票機能などZoomの多彩な機能を活用し、聴講者が積極的に参加できるよう講演運営をサポートしています
「聴講者に寄り添った講演にしたい」「実になるセミナーにしたい」という場合は、お気軽にご相談ください。

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