元労働組合執行委員長の梶浦正典さん。組合経験者且つ心理カウンセラーとしての経歴を活かし、組合役員の方に、リーダーシップやコミュニケーションなどのテーマで非常に好評頂いています。そんな梶浦さんから、労働組合執行部の皆様に向けてメッセージを頂きました。

執行部の皆さまへメッセージ

労働組合執行部のみなさま、こんにちは。ビジネス心理コンサルティングの梶浦と申します。私は以前、大手信託銀行に17年間勤務しており、4年間、専従を務めました。中央執行委員長を2年、副委員長を2年、非専従を含めると11年、中央執行委員を務めました。

副委員長時代は、組合員の「より良い働き方」の実現をサポートする活動を主に担当しており、組合員向けのセミナー、組合役員向けの勉強会等も開催しました。実は、システムブレーンさんとは、この時期からお付き合いがスタートしております。

失敗が許されない組合のセミナーや講演会。内容が悪ければ、「こんなことにお金使うくらいなら、組合費下げて欲しい!」と執行部への批判に繋がってしまいます。そんな時にシステムブレーンさんが、他単組での事例や評判を教えてくださったり、サポートをしてくれました。システムブレーンさんのように、特殊な労組の状況や課題をしっかりと把握してくれている、というのは大きな安心感に繋がりました。

組合活動について

さて、皆様も実感されていらっしゃるとおり、組合の活動は本当に大変です。委員長時代は、専従をやってくれる人、中執をやってくれる人を探すだけでも大変でした。また、経営側の重く深い事情も知らされる立場となり、組合員の声とのはざまで板挟みになるような思いもたくさん経験しました。

例えば、オルグや組合のセミナー・イベントの出席率は低く、毎回お願いしてまわっていました。非専従の時は、「自分も仕事が大変な中でやっているのに、なんで組合員からこんなことまで言われなければならないんだ。」と感じたこともあります。

ただ、ある時を境に、組合員との関係はガラッと一変しました。

現ビジネス心理コンサルティング代表の林恭弘の下で、心理学をベースとしたコミュニケーションを学び、組合員に執行部の意向を伝える活動から、組合員の心に寄り添う活動に転換した時から、組合員との関係性は大きく変わっていったのです。

まず、オルグが一次会で終わらなくなりました。
「もっと話を聴いてほしい」
徹夜で話を聴くこともありました。

そして、多くの組合員が協力をしてくれるようになりました。自然と、イベント等への参加率は上がっていきました。中執をやりたい、専従をやってみたい、そんな組合員も出てきました。会社との関係性も変わり、交渉も全く違うものとなりました。対立者の関係から、協力者への関係へと変わっていったのです。

ちょっとしたことをきっかけに、「何の意味もない、仕事を押し付けてくる組合」から、「多くの人から必要とされる組合」に変わっていくことができたのです。

私はここで断言をしたいと思います。
今の世の中だからこそ、労働組合は必要なのです。
組合にしかできないことがある。
そして、組合の活動は多くの人から必要とされている。

そのことを少しでも中執・組合役員の皆様が実感し、小さな誇りとやりがいを感じていただければと思います。

元労働組合執行委員長が語る!
これからの労働組合とリーダーシップ

梶浦正典 かじうらまさのり
イキイキ組織クリエイター
ビジネス心理コンサルティング株式会社
主席心理コンサルタント
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