SB労組アワード2013・14年に1位、15年に2位、そして2016年SB労組アワードで4位に輝いた 講師の高村幸治さん。

弊社通して、延べ70講演以上労働組合さんの講演にご協力頂いております。「組合講演」通して、組合活動・執行部さんの課題などを傍らでご覧になってこられた方です。そんな高村さんから、労働組合執行部の皆さまに向けてメッセージを頂きました。

①組合執行部の皆さまへのメッセージ

労働組合執行部の皆様、いつも講演をご依頼いただき、誠に有難うございます。エナジーソースの高村と申します。この度はシステムブレーン 紀三井さまより貴重な機会をいただき、微力ですが、皆さまの組合活動のサポートになればと思い、メッセージを書いております。

講演でもお伝えしているので、ご存じの方もいらっしゃるかと思いますが、私は以前、大手経営コンサルティング会社に十年間勤めておりました。そこでは事務・営業・研修講師と様々な職種に携わっていました。

その時の経験があるゆえ、講演では多角的な切り口でお話しが出来るので有難く感じています。しかし、今振り返ると、よく十年も勤めたなというのが正直なところです。

あのときに組合があったら何人の社員が救われただろう?」
皆さまと触れ合うたびにそう感じます。

幾度となく組合を作ろうという声も上がったのですが、当時の代表が労働組合についてあまり良いイメージを持っていなかったため、ことごとく失敗しました。仕事が忙しすぎて、そこに意識を向けられる社員が誰もいなかったというのも事実です。

月の休みは多くて4日、残業はほぼ毎日24時近くまで。働く時間が長い人ほど認められる。少しでも弱音を吐こうものなら「気合いが足りない!」という根性論を突きつけられる。講演講師というお仕事をするようになって、初めて労働組合の存在の有り難さがわかったのです。

「あのとき、組合があれば、彼は辞めなくてもすんだのではないだろうか?」
「彼女の悩みを聞いてあげることができたのではないだろうか?」
「人材育成にもっと真剣に取り組むことができたのではないだろうか?」
こんな問いかけを自分自身にしています。
実際、不平不満を持って辞めていった社員が後で会社を訴えるという残念な出来事も起こっていましたから・・・。

講演会に参加される組合員さんの中には、
「なんで仕事外の時間で面白くない話しを聞かないとアカンの?」
「せっかくの土曜日、しんどいから休ませて欲しいわ」
「眠たくなる講演なんて時間の無駄や」
という声が少なくありません。

入社した段階で自動的に組合員。毎月の給料から組合費を引かれている。
当たり前のような存在のため、その有り難さもなかなか感じることができない。

一昔前のような労使紛争ではなく、協調路線なので、これはある意味仕方が無いことかもしれません。

②組合に対する私の思い

ただ、だからこそ組合の存在意義をしっかりと理解していただかなければなりません。

今ある当たり前の幸せな状態は労働組合という存在があって成り立っているということを・・・。

「現場のために何ができるのだろうか?」
「何か困っていることはないだろうか?」
「どうすれば皆が生きがいを持って働くことができるのだろうか?」

などの問いかけをしてくださる組合の存在があるからこそ、今の環境が守られているということを知る必要があるのではないでしょうか?

もちろん、執行部の皆さんがそれをダイレクトに伝えてしまうと、「あなたがそれを言うの?」となってしまいます。

だから講師を使ってください。
講師は執行部の皆さんの代弁者です。

言いにくいこと、伝わりにくいことを講師という立場を良い意味で利用して伝達していく。
より良い組合活動のため、一緒に取り組んでいきたいと考えております。

 【SB労組市場パートナー講師より執行部の皆さんへ】高村幸治さん②

高村幸治 たかむらこうじ
モチベーションコンサルタント
組織育成パートナー
数々のどん底経験をさらけ出し、受講生の「あるある」共感を引き出し、失敗体験からの気づき、学びを変化・成長・成果につなげる。人を活かした楽学経営・楽学マネジメントの達人。「笑顔が満ちあふれた職場づくり」「生きがいを感じる職場づくり」をミッションとしている。株式会社エナジーソース 代表取締役。