『論語と算盤』に学ぶ企業経営

守屋 淳 もりやあつし

作家、中国古典研究家
グロービス経営大学院 特任教授

提供する価値・伝えたい事

日本資本主義の父といわれる渋沢栄一は、幼少期に学んだ『論語』をよりどころとして、著書『論語と算盤』において「道徳経済合一説」との理念を打ち出した。

内 容

◆『現代語訳 論語と算盤』 (ちくま新書 2010年) 渋沢栄一/著、守屋 淳/訳
日本実業界の父が、生涯を通じて貫いた経営哲学とはなにか。「利潤と道徳を調和させる」という、経済人がなすべき道を示した『論語と算盤』は、すべての日本人が帰るべき原点である。明治期に資本主義の本質を見抜き、約四百七十社もの会社設立を成功させた彼の言葉は、指針の失われた現代にこそ響く。経営、労働、人材育成の核心をつく経営哲学は色あせず、未来を生きる知恵に満ちている。

◆『渋沢栄一の「論語講義」』(平凡社新書 2010年) 渋沢栄一/著、守屋 淳/訳
ドラッカーが注目し、経営の本質を学んだのが、ほかでもない、渋沢栄一であった。「日本資本主義の父」と呼ばれる渋沢が、経営の柱として、人生の羅針盤として、終生、手放さなかった『論語』を西郷、大隈、山県らの思い出とともに語った。指針なき時代の道標となる不朽の名講義が、現代語訳で復活。

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