ワークライフバランスを正しく理解し、実践する方法

武部純子 たけべじゅんこ

ワークライフバランスコンサル

想定する対象者

女性組合員の方々
女性従業員の方々
20代〜30代後半
① ワークライフバランスという言葉や生き方に興味がありながらも、仕事と生活を両天秤にかけて50:50にしなければいけないなどの誤解をしているのではないでしょうか。
② 仕事と家庭を両立したいと願いながらも、難しさを感じて晩婚化・非婚化の傾向が拡大しています。
③ 仕事と家庭の両立に疲れ、子育て不安・夫への不平・職場に不満を持ってしまう不機嫌な日々をどうにかしたいと考えています。

提供する価値・伝えたい事

(上記受講者の現状・課題に対応して)
① 「仕事と生活の調和」とは人生を長いスパンで考えることであり、自分自身のステージやパートナーの仕事を考慮しながら子育てを含め豊かな人生を築くということをご理解いただきます。
② 決して難しいことではなく、その喜びや仕事への好影響、豊かな人生を具体例から示します。未婚者を魅婚者へ、既婚者を喜婚者へと変身できるようにいたします。
③ ありがちなシチュエーションから具体的な解決方法を示し、笑顔になる方法をお伝えします。

内 容

Ⅰ 「ワークライフバランス」のとれた生活、人生とは
● 既婚女性だけが対象ではなく、老若男女すべてにとって大切なこと
  ● 家族・職場・地域の絆を深めるための心がけ「お互い様」を忘れずに
  ● 人生を長いスパンで考える
    ・独身時代にこそ必要
    ・魅婚者から喜婚者へ
    ・限りある育児期間は楽しく、大切に
    ・40,50代、定年後まで見据えてみる

Ⅱ ワークライフバランスの必要性とメリット
●WIN-WIN関係にとどまらず、企業も働く側も家族も三者にメリット
●企業…貴重な人材の継続雇用、生産性の向上
●社員…働き甲斐・高収入の維持、人間性・仕事能力のアップ、多様な人生設計
●家族…夫婦、親子関係の深まり、教育的な環境
  ●社会問題の解決…所得税と社会保険の担い手が増えれば財政に貢献
         「デフレの正体」の正体、生産年齢人口を増やす
         無駄な財政支出や医療費を削減

Ⅲ 働き続けたい女性のために
 ●結婚はゴールではなく、スタートだと本気で理解していますか
 ●ロスジェネ、団塊ジュニアは損な世代だと思い込んでいませんか?
 ●長い人生最大のリスクヘッジは夫婦ともに収入があること
 大卒女性が60歳まで継続勤務した場合の生涯所得は、約2億7700万円
第1子・第2子出産時ともに、育児休業を取得して働き続けた場合の生涯所得
  → 2億5,737万円(2億7700万円を100%とした場合の逸失率は6.%)
上と同じ条件で、37歳で正社員として再就職した場合の生涯所得
  → 1億7,709万円(逸失率35.9%)
28歳で退職して37歳でパート・アルバイトとして再就職した場合の生涯所得
  → 4,913万円(逸失率82.2%)
●仕事と育児を夫婦で両立するためのコツ
  先生や上司がいない家庭、育児は主体的な情報収集が鍵
  家事は誰でもできるが、やり方は千差万別、夫婦は別の家庭で育ったという事実
  お互いに褒めて褒めて、上向きのらせん階段へ
  配偶者は親と違うと肝に命じ、職場に近く、ダイバーシティ理解の場
  一方で、最高にリラックスできる素でいられる家庭を作るには
家事は家族みんなで楽しく
     合言葉はキビキビ…家事は家族みんなで、一斉に
妻が主導、夫がお手伝いでは双方に不満が
     時間のすれ違い、コミュニケーション不足は家事を通じて補える

Ⅳ 労働組合として考えるワークライフバランス
 ●労働条件の良さとは、制度より風土
 ●男性の育児休業取得率を挙げる…夫の育児休業はボウリングの一番ピン、二人以上子どもを望めるかどうかは夫次第
●団塊世代が後期高齢者になり、団塊ジュニアの40代従業員に訪れる介護問題に備える

根拠・関連する活動歴

●虎の門病院職員労働組合に5年、日本医療労働組合連合会に8年勤務したことにより、単組単産の役割や状況を熟知しています。
 ●社会保険労務士として、両立支援策や労働法の専門性を有しています。
 ●働きながら一男一女を、育児休業を4ヶ月取得した夫と協力しながら育て上げました。

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