提供する価値・伝えたい事
伝統的な「3K(きつい・汚い・危険)」のイメージが強く、高齢化と離職率の高さに悩む左官業界において、原田左官工業所では離職率4%、平均年齢35歳という驚異的な若返りと定着を実現しました。
その核心は、慣習に縛られない「仕組み化」と「多様性の受容」にあります。
内 容
※会の趣旨目的に応じてお話の構成は工夫されます。以下のエピソードは一例です。
●女性職人の活躍による組織の柔軟化
きっかけは一人の女性事務員の現場志望でした。彼女たちがもたらした感性(色彩やデザイン)が新たな市場を開拓しただけでなく、産休・育休制度の整備や、家庭の事情に合わせた休暇の共有など、男性職人も含めた働きやすい環境づくりへと繋がりました。
●「背中を見て覚えろ」を脱却する3つの育成システム
経験や勘に頼りすぎず、若手が迷わないための具体的施策を導入しています。
・モデリング訓練: 名人の動きを動画で「形式知化」し、徹底的に真似ることで技術の平準化を図る。
・年明け披露会: 4年間の見習い期間を終えた若手を盛大に祝い、モチベーションを維持させる。
・ブラザーシスター制度: 先輩が相談役となり、離職の主因である人間関係の悩みを解消する。
●業界の魅力を再定義する情報発信
3Kのイメージを払拭するため、SNSやインターンを通じて「ものづくりの達成感」や「残業の少なさ(プライベートの充実)」など、現代の価値観に合った業界の利点を積極的に発信。ミスマッチを防ぐことで定着率を高めています。
●業界全体の未来を見据えた「共育」
自社内にとどまらず、他社と連携した「左官技能者育成協会」を設立。
同世代の仲間が共に切磋琢磨できる環境を整えることで、業界全体の課題である人材不足の解消に挑んでいます。
いまの若い人の特徴として、「自分たちの訓練の様子を分析して話し合い、技術を言葉にして整理する」点を感じます。これは我々世代にはなかったこと。
世代ごとに必ず「良さ」があるので、それを見つけて伸ばすというのが私たちの人材育成法です。








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