「体とキャリアをつなぐ授業」
― 将来の選択に活かす健康リテラシー ―

宮田祐子
みやたゆうこ

教育・青少年育成

宮田祐子
みやたゆうこ

キャリアコンサルタント
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提供する価値・伝えたい事

子どもたちは、体やこころの変化の中で多くの戸惑いを抱えながら、将来の進路や生き方を考え始めています。本講座では、ライフステージごとの体の変化や健康との関係を理解し、それが将来の働き方や人生の選択にどのようにつながるのかを、生徒一人ひとりが自分ごととして考える視点を育てます。月経やPMSといったテーマも含め、性別に関わらず誰もが関係する「体と健康の知識」として捉え、自分や周囲の人を理解する力を養いながら、後悔しない進路選択につなげていきます。さらに、異なる立場や性別の人の体やコンディションを理解することは、将来の職場やパートナーシップにおける適切な関わり方を考える土台となります。

学習指導要領においてキャリア教育の充実が求められる中、本講座はキャリア教育と保健分野をつなぐ補完的な内容として位置づけることができ、学校の教育活動に無理なく組み込むことが可能です。また、こども家庭庁の施策においても学校での普及が推進されているテーマであり、教育的な意義と導入のしやすさを兼ね備えています。

さらに、高校で必修化されている「総合的な探究の時間」においても、「自分の体と将来の働き方を結びつけて考える」というテーマは、生徒自身の問いを深めるきっかけとなり、探究学習の質を高めることにつながります。性別や立場の違いを超えて、多様な生き方を理解し、自分の将来を主体的に考える力を育てる講座として設計しています。

内 容

① 体とキャリアをつなぐ視点(導入)
—— なぜ“体の知識”が将来の選択に関わるのか

進路や働き方は「体調・健康状態」に影響を受けるという現実
不調が「努力不足」ではなく、体の仕組みと関係していること
見えにくい体調の違いが、学校生活や将来の働き方に影響する例
(例:集中力・欠席・パフォーマンスの変化など)


② ライフステージと体の変化を知る(知識理解)
—— 思春期から大人までの体の変化を俯瞰する

月経・PMS・更年期など女性特有の変化
ストレス・生活習慣・メンタル不調など男女共通の課題
年齢によって起こりやすい体調変化の特徴
「同じ症状でも人によって違う」個人差の理解


③ 自分と他者を理解する視点(関係性)
—— 自分の状態に気づき、相手を理解する力を育てる

自分の体調のサインに気づく(疲労・ストレス・リズム)
無理をしすぎる・我慢しすぎることのリスク
周囲の人の体調や事情への配慮(見えない不調の理解)
将来の職場・チーム・パートナーシップでの関わり方


④ 後悔しない進路選択のために(キャリア接続)
—— 体の視点を含めた意思決定を考える

「やりたいこと」だけでなく「続けられるか」という視点
働き方(働く時間・環境)と体の相性
将来起こりうる変化(ライフイベント・体調)を前提に考える
自分に合った選択をするための考え方


⑤ 探究につなげる問いづくりと実践(アウトプット)
—— 自分の将来をテーマに考えを深める

ワーク①:
「自分の将来に影響しそうな“体・生活・働き方”を書き出す」
ワーク②:
「どんな状態で働き続けたいか」を言語化
ワーク③(発展):
探究テーマ例
・自分に合う働き方とは何か
・体調とパフォーマンスの関係
・周囲と支え合う職場とは

根拠・関連する活動歴

キャリアコンサルタントとして、大学生から社会人まで幅広い世代のキャリア支援に従事。進路選択や就職活動の支援に加え、個別相談や研修を通じて、「体調や健康状態が進路や働き方に大きく影響する」という現場の実態に数多く向き合ってきました。

また、企業や自治体に対して健康経営に関する研修・講演を行い、女性特有の健康課題やライフステージに応じた働き方の支援に携わっています。近年、企業においても健康とキャリアの両立支援が重要視されており、健康課題とパフォーマンスや就業継続の関係は組織課題としても認識されています。

こうした実務経験から、「体とキャリアは切り離せない」という視点をもとに、学校教育においても将来の選択につながる知識として伝える必要性を感じ、本講座を実施しています。

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