部下が惚れる!ハートをつかむ絶妙の会話術
~本や研修では学べない、すぐに使える5つの技~

高村幸治 たかむらこうじ

株式会社エナジーソース 代表取締役
モチベーションコンサルタント 
組織育成パートナー

想定する対象者

・せっかく導入したコミュニケーション研修が思うように機能せず、頭を悩ましている人事担当者
・話しを聴くことよりも、話すことの方が自分に合っていると感じているチームリーダー
・いつまでたっても自発性を養うことができない部下を持っている部門責任者
・トップダウンで指示命令する方が性に合っていると感じている上司

提供する価値・伝えたい事

「俺が入社した頃は、このくらいは軽くこなしてた」
「仕事っちゅうもんは、教わるんやない!上司から盗むもんや!」
「結果を出せないということは、やる気がないってことやな」
「失敗を繰り返す人間のことを会社では給料ドロボーって言うんや!」

私にしてみれば、当たり前の言葉で何の驚きもないのですが、多くの若手社員からすると、キツイと思われ、敬遠されるかもしれません。そして、これらの言葉は私が部門の責任者となったときに使っていた口癖でした。自分自身もなかなか結果が出せずに苦しんでいた時期があったのにもかかわらず、立場が変わると、その大切な過去をすっかり忘れてしまっていたようです。

振り返ってみると、部下のため、お客様のため、という前提での言動ではなかったように思います。少しでも周りから良い上司としての評価をして欲しかった。もちろん意識していたわけではないのですが、いつも心のどこかにそういう気持ちがあったため、部下の話は聞いている振りのみで、結果的には自分の考えを押し付けるばかりの日々でした。

そんな上司の元で部下が育つわけがありません。結果が出ないから、上司である私自身が今まで以上に動き、それでも追いつかないから、さらに強く部下に指導する。悪循環、負のスパイラルが部署内に蔓延し、遅刻・欠勤が目立つようになり、ついには「もうついていけない」「疲れました」と退職者まで出てきてしまったのです。

それでも無知な私は気づかず、辞めていった部下達のことを一切認めず、彼・彼女達が悪い、自分は何も悪くないと正当化することで精一杯だったのです。しかし、周りを非難したとしても上司として結果を出していない事実は変わらず、会社からの評価が下がり、やがて居場所がなくなるような事態に自分自身を追い込んでしまいました。

そんな時に尊敬する上司が話しかけてくれました。

「長所を伸ばすことで、短所ってその人の味になるんやなぁ」
「人から言われるとやらんけど、自分で決めたら人って動くなぁ」
「いつも会っている人に、今日が最後と思って関わりたいなぁ」

その上司は、さりげなく過去の自分自身を振り返りながら、昔話の中にメッセージを入れ、私に対して伝えてくれていたのです。決して押し付けがましい言い方ではなく、私が受け取りやすい状況や言葉を選んでくれていました。

「どうやったら私は変われますか?」

そう必死の思いで聞くと上司は、

「高村さんのその心の姿勢があれば、もうすでに変わり始めていると思うよ」

そこから信じられないくらいの行動が私自身に起きたのです。社内はもちろんのこと、お客様の中でも部下から慕われている上司にインタビューをし、その秘訣というものを学びとろうとしました。心理についての学びを専門の学校に通い、本格的に始めたのもこの頃です。視野が広がる楽しさというのもこの時に初めて知ったように思います。

すると徐々に、そして確実に自分自身の中で変化が起こり、結果にも繋がってきたのです。操作しなければならなかったはずの部下が、自発的に考え行動するようになり、部署内での相乗効果が生まれてきたのです。そして、お客様からも部下に対しての嬉しいお褒めの言葉をいただく機会が多くなり、チームで動く楽しみが増えてきました。何よりもうれしかったのが、私と一緒に働きたいと言ってくれる部下ができたことでした。

この講座では、ダメ上司だった私が成功者へのインタビューや心理を学ぶことにより、どのようにして部下の自発性を引き出すことができたのか、その秘訣を学んでいきます。本で書いてある理論理屈ではなく、実際の臨床から得た手法なので、楽しみにして頂ければと思います。

とてもシンプルで覚えやすく、即効性が高いので、すぐに現場で活用できるという特性があります。学んだことを職場で生かし、部下の笑顔と自発性をさらに引き出すことにご活用ください。

内 容

【研修プログラム】
1.相手が自ら心を開いてしまう魔法の話し方
・部下に嘘をつかれた時はこうやって活用する!
・辛い過去を話すことで、気がついたら心が楽になっている
・感動した体験を活用し、部下の自発的な行動に繋げる

2.知らず知らずのうちに、マイナスの捉われがなくなっていく聴き方
・時として、従来のオウム返しや要約は堂々巡りになってしまう
・少しの変化を加えるだけで、マイナス思考がプラス思考に変わる
・“全体的な捉われ”を“部分”に変えることで、心が軽くなり、視野が広がる

3.できて当たり前、もうすでにできていると想定すると未来の見え方が変わる
・一流アスリートも活用しているイメージトレーニング
・乗り物酔いや上がり症が、無くなってしまう4ステップとは?
・“○○したい”ではなく、“○○である”“○○だ”と前提を付け加え、+イメージを強化する

4.物語を語ることで、相手が勝手に良い風にイメージし、行動に繋がる
・あがり症に「緊張するな」と言えば言うほど“緊張する”
・人は自分の意志で決めたものは覆さない
・例え話の挿入方法を知り、思うように相手を動かす

5.どんな人でも受けいれてしまい、行動に繋がる究極の褒め方
・日本人は普通に褒めても受け取らない
・肯定的な自己イメージを強化する方法
・あいまいな表現だからこそ、相手の素直さを引き出す効果がある

【所要時間】
1.5時間~3時間

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