拳よりこころ
~ボクサーの平和への願い~

吉川英治 よしかわえいじ

ボクシングコーチ
ジャーナリスト

提供する価値・伝えたい事

私は単純なスポーツマンです。
あいさつを人のもっとも大事なこととし、人に対する敬意や礼儀を重んじ、常に自己の内面を磨き、弱気を助け、強気をくじき、怠けず、おごらず、人の役に立つことを人の生きるべき道としています。

かつてわらじを履いて日本中を旅した武者修行の代わりに、私はよく外国を旅します。己を知るために世界を知る事の重要性を痛切に感じているからです。

内 容

2001年6月、近代日本では初めての民間自警団「明大前ピースメーカーズ」を創りました。
自分勝手な大人と子供が社会にわんさかと出てきたからです。
電車ではおばあさんが立っているのに、サラリーマンや若者が優先席で自分を優先して知らんぷりするなど弱いものいじめがあちこちに目立ち始めました。
裕福な国々では食物を大量に捨て、貧しい国では食料が足りず、世界規模でも弱い人が苦しんでいます。
これは誰のせい? 大人のせい? 学校のせい? 子供のせい?
私は私自身も含めみんなのせいだと思います。
地球に生きる全員が社会を構成している一員だからです。

自警団なんかが必要ない世の中の方が本当はいいんです。
ほんの数十年前でも日本の家は特に勝手口など鍵がかかってないところがいっぱいありました。そういう社会の方が平和ですよね。
でも残念ながら犯罪が日常茶飯事の今では、みんながなんらかの形で立ち上がり発言しないと「弱いものいじめチーム」が優勢になってきているようです。

自警団は人を捕まえるのが目的ではなく、見回りすることで、街の見知らぬ人ともあいさつを交わし、子供の登下校の安全を見守り、人と人がコミュニケーションすることにより、私達の怠慢と油断で低下してしまった社会のマナーの向上をはかろうというのが趣旨です。
パトロールして、既に悪くなっている人たちを隣町に追いやっても一件落着ではありません。
人の心に宿る汚れた心を生まない社会と人間教育が大切です。

スポーツを通じての人間形成を一生懸命考える私が、道場の門から出て皆さんの社会の一員として私たち日本人の役割を考えたいと思います。
そして、物やお金ばかりを追うのではなく、人がもっともっと本気で夢を追いかけることの素晴らしさもお話します。
夢と希望に溢れた人が地球にたくさん住んでいることが平和な世界への一歩だと信じています。

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