新人研修では、実践的なスキルやチームビルディング力、コミュニケーション術の習得などの目的で、グループワークが採用されています。
しかし、昨年(2020年)はコロナ禍で新人研修をオンラインに切り替えた企業も増え、中にはオンラインであるためにグループワークを効果的に実施できないといった悩みを抱えている企業もあったようです。
そこで、今回はオンラインで行えるグループワークのネタや効果的な実践方法をご紹介します。

グループワークとは?その目的とメリット

グループワークとは、ソーシャルワークの技法のひとつです。
グループワークにはさまざまな方法がありますが、グループとなって一つの課題に取り組み、チームビルディングの方法やコミュニケーションなどのスキルを習得します。
グループワークには主に以下のような目的があります。

  • 社員同士の交流を深めること
  • ディスカッションを行うことで、自分の意見をブラッシュアップする
  • チームワークの大切さを学ぶ

また新人研修では座学(講義)が長くなりがちです。座学が続くと受講者は集中力を保持することが難しくなります。その際、グループワークを適宜行うことで、気分転換が図れます。

コロナ禍ではオンラインでもグループワークは可能

オンラインでは、グループワークが難しいと考えられがちです。
しかし、最近では業務のリモート化も進んでおり、ITツールも多く出てきています。そういったツールを使用することで、オンライン上でのグループワークも可能になります。

例えば、実践研修で使用されるロールプレイングは、Web会議ツール「Zoomミーティング」のブレイクアウト機能などを使うことで、顔を合わせて会話をしながら実施が可能です。

また、実際のグループワークでは、複数人の参加者でアイデアを出し合って相互刺激を誘発するブレインストーミングという方法が用いられます。出たアイデアは、ホワイトボードやカードや付箋に書いていきますが、この時に活用できるのがGoogleドキュメントなど共有して書き込めるツールです。前述のZoomミーティングには書き込みながら話し合いができるホワイトボード機能があり、そういった機能を使いながらブレインストーミングを実践できます。

グループワークの種類とおすすめ&面白ネタ

新人研修で実施できるグループワークの種類にはさまざまなものがあります。各タイプの特徴と事例を紹介します。

1.プレゼン型

プレゼン型とは、議題をもとにグループ内でディスカッションをし、それをまとめたのちに、発表を行うものです。ビジネスワーク、ケーススタディ、ポスターセッションなどがあります。
ディスカッションのなかでの個人の役割がわかりやすく現れるため、評価につなげることができます。オンラインでは、ZoomなどのWeb会議ツールを利用することでスムーズに実施することができます。

①課題解決型

与えられた課題の解決策について、グループで話し合いを行い、答えを見つけ出す形です。
テーマによってはこれが正解であるというものがない場合があり、さまざまな発言が生まれやすいという特徴があります。

例:
業務のリモート化を推進するにはどうすべきか
コストダウンするためにはどうしたらいいのか案を企画する など

➁ディベート型

二者択一型ともいわれる形です。主催者は2つの選択肢を用意します。
参加者は、どちらかの立場になり、互いに討論を行います。

例:
消費税率を上げた方がいいかどうか
人間は見た目、中身、どっちが大切か など

③選択型

主催者がいくつか選択肢を準備し、その中からどれかひとつを選ぶ形です。
ひとつを選ぶこと以外に順位付けをするという課題も考えられます。

例:
国語・数学・英語・歴史・物理の五教科を重要と考えられる順に並べる
ペットにするには、犬・猫・小鳥にうちどれが一番いいか など

④ビジネス型

実際のビジネスの場でも発生しうる課題に関して、その解決策を話し合い、答えを導き出す形です。ビジネスモデルとなる解決策を討論することが求められます。

例:
5年後に売り上げを2割増しにするには何をすべきか
SDGsに対しわが社ではどんな取り組みをすべきか

2.作業型

作業型とは、何らかの成果物を作り上げたり、チームでゲームに取り組んだりする形のグループワークです。ゲームやものづくりなどが当てはまります。チーム内で各々がどのように役割をし、チームに貢献できるのか見極めることができます

①ものづくり

オンラインでは、自社商品のPR用カタログを作ったり、自社のHPの一部分を作成したりといった課題が考えられます。まずは、時間配分や担当を決め、どのようなデザインにするかなど「議論」を行い、その後実際に「作業」をします。

誰がどのような作業を行うのかといったことや、効率のいい作業の進め方を考えるなど、数多くあるタスクをどのようにこなしていくのかが課題となります。
Web会議ツールやチャットツールを活用して、情報のやり取りし、結果を発表する場を設けます。

➁ゲーム型

ゲーム型では数人のグループに分けて、ゲームをすることで、親睦を図るとともに、チームビルディングやチームワーク、リーダー能力を養います。オンラインでできるものとしては、謎解き脱出ゲームの「リモ謎」やコンセンサスゲーム「NASAゲーム」、伝言ゲームの「野球のポジション当てゲーム」などがあります。企業ニーズに合わせて柔軟にカスタマイズできるという特徴があります。

3.ロールプレイング型

名刺交換や電話対応など、現場で必要になる技術を実際にやってみるのがロールプレイングです。Zoomなどのweb会議ツールを利用して、対面で対応していると仮定しながら実施できます。
電話対応のロールプレイングについては、ビデオ機能を一時的に切ることで、よりリアルに近づけて行うことができます。

グループワークを実施する際の注意点

グループワークを実施する際には注意点がいくつかあります。

1.事前にアイスブレイクを行う
アイスブレイクとは、初対面の人同士が何かを行う前に、緊張を解きほぐす手法のこと。代表的な手法として、簡単なゲームをしながらの自己紹介などがあります。
グループワークを行う前に、アイスブレイクの時間を設けることで、参加者同士がリラックスした状態となり、本来のコミュニケーションスキルが発揮しやすい環境を作ることができます

2.目的を明確にして参加者にも説明する
グループワークではその目的が重要です。コミュニケーション活性なのか、チームビルディングスキルの習得なのか、しっかりと目的を設定した上で、内容を決めるようにしましょう。また、その目的は参加者に共有するすることで、明確なビジョンを想像しやすくなり、参加者のモチベーションも維持しやすくなります

3.実施後にフィードバックを行う
実施後は、参加者全員が良かった点や反省点を振り返り、発表を行うフィードバックの場を設けるとよいでしょう。今回のグループワークで何が得られたのか、またどんな改善点があったのかを明らかにすることで、次回につながることができます

現在ではリモートワーク向けに多様なITツールが生み出され、このようなツールを駆使することでオンラインでのグループワークも可能です。
こういった経験は、将来的にリモートワークに移行した際に使えるスキルとなります。オンラインでグループワークをやったことがないという企業の方々は、これを機にオンライングループワークの導入を考えてみてはいかがでしょうか。

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