一般的に会場を借りて行われるセミナーと同じように、オンライン講演(ウェビナー)も司会進行が必要です。円滑な司会進行のためには、あらかじめ司会台本を作っておき、それに則って司会進行を行うのが良いでしょう。
本記事では、司会進行の役割や司会台本の作り方に加え、テンプレートもご紹介しますので、ぜひご一読ください。

 

■目次

 

オンライン講演おける司会進行の役割

オンライン講演(ウェビナー)において、司会進行の役割とは単にタイムスケジュールを厳密に守るというだけではありません。講師の話と司会の話を切り替えて参加者の気分転換をしたり、場を盛り上げて全体の雰囲気を調整したりするのも司会進行の重要な役割です。

また、画面を通じて参加者の反応を確認したり、ウェビナーツールの操作をしたりもします。演者である講師と司会進行の役割を明確に分けることで、講師の負担を軽減し、オンライン講演(ウェビナー)を円滑に進めることができます。

オンラインイベントにおける司会台本の作り方

では、オンライン講演(ウェビナー)の司会台本には、どのようなことを盛り込めば良いのでしょうか。基本は、以下の4つをおさえておきましょう。

①会場案内・注意事項

客入れ、アナウンスとも呼ばれます。一般的なセミナーでは会場の使い方や非常口、トイレの場所、飲食・喫煙などを解説します。

オンライン講演(ウェビナー)の場合は、Zoomなどのウェビナーツールの使い方や注意事項、途中で回線が切れた場合はどうすれば良いかなどについて説明すると良いでしょう講演中の録画・録音の禁止など参加者との間でトラブルなどを起こさないためにも、オンライン講演(ウェビナー)ならではの注意事項はここできちんと伝えておきましょう。

②開会のあいさつ

次に、開会のあいさつを行います。このあいさつはオンライン講演(ウェビナー)全体の第一印象ともなりますので、非常に重要なセクションです。概ね以下のような流れであいさつを行いましょう。

  1. オンライン講演に来場してくれたことへの感謝を伝える
  2. 司会者の名前を自己紹介する
  3. 本日のスケジュールを紹介する
  4. 最後に、本日演じてもらう講師紹介を行い、講演開始につなげる

司会者の自己紹介は名前だけで構いませんが、講師紹介は来歴や現状の活動、本日話してもらうテーマについても合わせて紹介しましょう。また、必要があれば、主催者のあいさつも入れます。本日のスケジュールを話した後、主催からのあいさつを入れるとよいでしょう。

③休憩時間の案内

オンライン講演(ウェビナー)では基本的に参加者が自由に席を立てるとはいえ、講義の途中で席を立つと話を聞き逃してしまいます。そこで、オンラインであっても、長時間になれば休憩時間を入れるのが一般的です。

休憩を挟む場合、休憩時間と再開時刻をしっかりアナウンスしましょう。このとき、ウェビナーツールの使い方、回線が途切れた場合のチェック事項などを再度注意喚起しておくのもおすすめです。

④質疑応答の案内

講演によっては、講演後に質疑応答を行う場合があります。その場合は、質問のやり方について解説します。多くの場合、ウェビナーツールのチャット機能を使うことが多いため、講演前の注意事項を解説する際に、講演後に質疑応答の時間があり、質問はチャットで受け付けていることをアナウンスします
なかなか質問が来ない場合もありますので、事前にいくつか質問を用意しておくとよいでしょう。チャットに来た質問を読み上げ、講師に答えていただくという形で、進行を進めます。

➄閉会時のあいさつ

最後に、講演が終わったら閉会のあいさつをします。講演が無事終了したことを伝え、参加者や講師への感謝を表してクロージングしましょう。講演終了後にオンラインアンケートなどを行う場合は、アンケートのURLなどや回答方法の案内、アンケート提出の促しも忘れずに行います。また、今後の講演予定があれば同時に話しておくと、次の集客につなげやすいでしょう。

オンライン講演(ウェビナー)の司会台本・進行表テンプレート

それでは、オンライン講演(ウェビナー)の司会台本のテンプレートをご紹介します。オンライン講演(ウェビナー)の内容に応じ、適宜変更してご活用ください。

[冒頭あいさつ・注意事項]
本日は、○○(講演名)にお集まりいただき、ありがとうございます。まずは、オンラインセミナー中の注意事項をお伝えいたします。

今回の講演会は「Zoomミーティング」を使用し、リアルタイム配信で行います。
講師の著作権や肖像権の侵害となりますので、録画・録音はお控えくださいますようお願いいたします。
また、皆さまのZoomのカメラはオンに、マイクはオフ(ミュート)に設定をお願いいたします。音声が聞こえづらい場合は、音量をあげてください。
もし、講演中に画面がフリーズし、映像が切断された場合は、ご案内しております同じURLやIDに再度アクセスしご入室ください。それでもご入室できない場合は、弊社の電話番号03-1234-5678、担当・××までお電話ください。
音声が聞こえにくいなどのご連絡は、チャット欄にご記入ください。
また、講演後に質疑応答の時間を設けております。△△先生にご質問がありましたら、チャットにご質問をご記入ください。なお、ご質問は講演中、講演終了後にも受付いたします。

[開会のあいさつ]
皆様、お待たせいたしました。ただ今より、〇〇(講演名)を開催いたします。本日はお忙しい中、ご参加いただき誠にありがとうございます。本日の司会進行を務めさせていただきますのは、○○株式会社△△部、○○です。どうぞよろしくお願いいたします。

まずは、本日のスケジュールを簡単にご説明させていただきます。

14:10〜 講演開始 テーマ○○について、△△先生
15:40〜 休憩
16:00〜 テーマ□□について、○○先生
17:30〜 質疑応答
18:00 講演終了

となっております。それでは早速ですが、本日初めにお話しいただきます△△先生についてご紹介させていただきます。△△先生は(来歴)があり、現在は(現在の活動)をされていらっしゃいます。△△先生には、本日○○についてお話いただきます。それでは、△△先生、どうぞよろしくお願いいたします。

[休憩の案内]
ここで◯分間の休憩とさせていただきます。△時△分より再開いたしますので、画面の前にお戻りください。休憩中の画面はオン・オフどちらにしておいても構いません。この間にインターネット回線の接続や音声設定など、いま一度ご確認いただけますと幸いです。

[質疑応答の案内]
△△先生、大変参考となるお話をありがとうございました。
それでは、これから質疑応答の時間を設けたいと思います。△△先生にご質問がありましたら、Zoomのチャットからご質問内容をお送りください。△△先生には時間がある限り、ご質問にお答えいただきます。
それでは、最初のご質問を読み上げます。
「(質問内容)はどのようにすればよいのでしょうか」ということですが、△△先生はお答えいただけますか。
(時間がある限り、このやりとりを繰り返す)
それでは、お時間となりますので、これで質疑応答の方を終了したいと思います。本日回答できなかった分に関しては、後日メールにて△△先生よりご回答いただきます。
△△先生、ありがとうございました。
(講師退出)

[閉会のあいさつ]
それでは、これをもちまして本講演を終了とさせていただきます。
最後に、皆様へ1点ご連絡事項がございます。終了時、メールにてアンケートのリンクを送付いたしますので、ご回答いただけますようよろしくお願いいたします。
●月●日には健康セミナーを開催する予定ですので、ぜひこちらもご参加くださいませ。
以上、長時間にわたり、ご静聴いただきまして誠にありがとうございました。
皆さまご視聴の画面を閉じてご退出下さい。

一般的なセミナーの場合は、講師紹介後に拍手を求めることがありますが、オンライン講演(ウェビナー)の場合は必要ありません。また、以下のように司会進行の進行表(タイムテーブル)を用意しておくと、より時間がわかりやすいでしょう。

13:00 |スタッフ:機材チェック、配信セッティング

13:30 |講師:会場入り打ち合わせ・スタンバイ
スタッフ:リハーサル・機材チェック

14:00 |司会:開会のあいさつ

14:10 |司会:講師紹介
講師:講義①

15:40 |司会:休憩
スタッフ:休憩対応

16:00 |講師:講義②

17:30 |司会・講師:質疑応答

17:45 |閉会のあいさつ

18:00 |スタッフ:配信終了

司会進行を行う際の準備や注意点

最後に、司会進行を行う際の準備や注意点についてご紹介します。

①流れや操作方法の確認

オンライン講演(ウェビナー)では、流れやツールの操作方法で司会進行が戸惑っているとうまく講演が進みません。そのため、司会進行はタイムスケジュールを頭にしっかり入れておき、台本を見なくてもほとんどのセリフを言えるようにしておきましょう。

また、ウェビナーツールの操作方法をあらかじめ確認しておくことも重要です。特にZoomの場合、Q&Aやチャット、挙手などの機能はよく利用するため、聴講者にしっかりと操作の仕方を案内できるように、ご自身で何度か使い方を練習してみるのもおすすめです。

②時間調整の方法を用意

オンライン講演(ウェビナー)もオフライン講演と同じように、必ずしも時間どおりに進むとは限りません。その場合、司会者が時間調整を行い、配信の時間内に終わらせる必要があります。例えば、以下のような工夫をしましょう。

  • 時間が足りないなら、Q&Aや休憩の時間を削ったり、アンケートに関する案内を割愛したりする
  • 時間が余るようなら、受講生と講師のコミュニケーションタイムとしてQ&Aの時間を長めにとる

③肩書きや人名のチェック

オンライン講演(ウェビナー)でも、リアル開催と同じように講師・ゲストの人名、会社名、肩書きを間違えないよう十分に気を配りましょう。間違えそうな場合は台本にふりがなを振ったり、マーカーで目立つようにしたりしておくのがおすすめです

特にオンライン講演では、講師紹介の場面は非常に重要です。落ち着いて台本をしっかり確認しながら、間違いのないように喋りましょう。

プロによる司会台本作成サービスを利用しよう

司会台本を自分で一から作るのは面倒なものです。今回はテンプレートをご紹介しましたが、司会台本作成もプロに任せれば間違いありません。

システムブレーンのオンライン講演サポートプランでは、司会台本の作成サービスも行っています。オンライン講演(ウェビナー)が初めてで何をすれば良いかわからない、司会台本を作る時間がないという主催者様は、ぜひご活用ください。

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