アイヌ差別と日本社会

小笠原信之 おがさわらのぶゆき

フリージャーナリスト

提供する価値・伝えたい事

「アイヌ文化振興法」ができ、それと引き換えに悪名高かった「北海道旧土人保護法」は廃止されました。
でも、それによってアイヌ差別はけっしてなくならず、陰湿な差別や偏見、経済的格差は依然として存在します。
この現状を放置している私たち、そして日本社会のあり方を、アイヌと和人(日本社会)との関係史を通して考えてみます。

内 容

日本政府が幕末以来の百数十年間、先住民族アイヌの人たちに対してとってきた政策は、強制的・一方的な同化策であり、明治期の実践はその後、戦時中にアジア各国に対して行った創氏改名や日本語の強制、独自文化の否定・破壊などの「雛型」と言えるものです。
明治以来の歴史を概観するとともに、現在、アイヌの人たちがどんな問題(それはとりもなおさず私たちの問題でもあるのですが)や悩みを抱えているのかを明らかにし、それを解決する道と私たちがなすべきことを探ります。

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