何度やっても効果が実感できない研修成果

ロールモデル型研修で成果を発揮した事例を紹介いたします。人材開発担当者様から、「社内でワークライフバランスやダイバーシティについて推進している。意識改善の為、ベテラン社員を対象に研修を行ったが、なかなか浸透しない。」とご相談を受けました。このような課題は、人材育成の担当者様からよく頂く内容です。担当者様は、これまでにさまざまな研修を企画され、随分コストをかけたようですが、十分に効果が表れないと悩まれていました。

詳しくヒアリングすると、これまでの研修は、外部専門機関に依頼をされ「ダイバーシティ等の専門知識を持った講師によるプログラム」を使用されていた様でした。一見、適正な講師、プログラムを選定されているように思えますが、効果が表れなかった原因は何でしょうか。

講演スタイルの使い分け

そこで「研修型講演会」「講話型講演会」という2つのスタイルをご紹介します。弊社では、研修の対象者や目的によって使い分けて提案をさせて頂いております。

研修型講演会:
知識やノウハウの豊富な専門講師によって、受講者がスキルを習得することが目的で行います。

講話型講演会:
講師自身の経験に基づいた話を聞いて、受講者のモチベーションを高めることが目的で行います。

これを踏まえると、担当者様がこれまでに企画された研修は、専門講師が知識を提供する「研修型講演会」に値します。研修型講演会は、参加者が学習意欲の上で効果を発揮するので、おそらく受講者は、まだワークライフバランスやダイバーシティについて必要性を十分感じていなかったのでしょう。学習意欲がなければ、たとえ素晴らしい情報・スキル提供をおこなったとしても成果には結びつきません。このうな場合には、 “学習の動機づけ”が必要なのです。

ロールモデルとなる講話型講演会
そこで、受講者の学習の動機づけを目的に、受講者のベテラン層と同じく、実務経験豊富な経営者による「講話型講演会」を提案しました。成果に基づく経験談を話す「講話型講演会」は、受講者の関心をそそり、モチベーションに働きかけることが出来ます。講師はこれまでに、経営者としてワークライフバランスやダイバーシティの課題に取り組み、成果を残しています。具体的な成功経験談は、受講者にとってのロールモデルとなり、イメージがしやすく、意識や行動変化に結びつきます。

企画担当者様の声

もっと早く相談しておけばよかった。 何度研修しても変わらなかった意識が、わずか90分の講演で大きく変わった。ワークライフバランスの重要性について認識したようだった。今後も推進活動を続けたい。

今回の講演により、課題であったベテラン社員意識が高まり、社内の空気も変わったようでした。

人材育成における研修の目的は、受講者が知識や技術を身につけ、行動を変容させることです。 現状の研修では成果が出ない時は、これまでとは異なる講師やスタイルをご紹介させて頂いております。組織によって課題はさまざまです。専任スタッフがしっかりとヒアリングし、組織に合わせたご提案をさせていただきますので、お気軽にご相談下さいませ。

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