Zoomビデオウェビナーには、レポート機能というさまざまな情報を見る機能があります。レポートはウェビナー終了後に作成できますが、この機能を知らない人も多いのではないでしょうか。今回は、Zoomビデオウェビナーのレポートの見方や作り方、活用方法についてご紹介します。

■目次

Zoomビデオウェビナーのレポートの見方

Zoomビデオウェビナーのレポートを使うと、以下のようなさまざまな情報を見られます。

  • 登録レポート:登録者のリストと詳細情報
  • 参加者レポート:だれが出席したか、いつ入り、いつ退出したかなど
  • パフォーマンスレポート:登録、出席者、フィードバックなどの統計情報
  • Q&Aレポート:ウェビナーの質問と回答
  • 投票レポート:各出席者の投票結果
  • アンケートレポート:ウェビナー後のアンケートに対する回答

通常はウェビナーの終了後にレポートを作成しますが、ウェビナー開始前にレポートを作成していた場合、再生成することでウェビナー中のデータも取得できます。

レポートを取得できるのはウェビナーのホスト、管理者またはアクセス権限を与えられたユーザーのいずれかであり、一般参加者はアクセスできません。

ウェビナーレポートの作成方法

ウェビナーレポートの作成方法は以下の通りです。

  1. Zoomにサインインし、「レポート」を選択(※オーナーまたは管理者、使用状況レポートにアクセス可能な場合、「アカウント管理」→「レポート」を選択)
  2. 「ウェビナー」をクリック
  3. 取得するレポートの種類(登録・参加者・パフォーマンス・Q&A・投票・アンケート)を選択
  4. ウェビナーの日付範囲を入力し、「フィルター」を選択(または、ウェビナーIDを入力して「検索」をクリック)
  5. 目的のウェビナーを選択し、必要に応じて各オプションにチェックを入れて、「CSVレポートを作成」をクリック
    【オプション】
    サマリー情報はレポート上部に含まれます:CSVファイルの上部に、参加人数や、ウェビナーの最大視聴者数などの情報がまとめて表示される。
    参加ステータスごとに参加者リストをソートする:開催したウェビナーごとに参加者を分けて表示できる。
  6. レポートが生成されると、自動でダウンロードが始まる

ウェビナーに関するレポートのうち、参加者・パフォーマンス・Q&A・投票レポートはウェビナー終了後でないと作成できません。もし、これらのレポートを取得したい場合は、ウェビナーが終了してから再作成するようにしましょう。

ウェビナーレポートの活用方法

ウェビナーレポートを活用する方法を2つご紹介します。

①参加者管理

ウェビナー終了後に参加者レポートを取得し、参加者管理に使う方法があります
誰が参加して誰が参加しなかったのかがデータとして残るため、申し込みの状況と合わせて「申し込みして、実際に参加した」人や、「申し込みはしたけれど、参加はとりやめた人」などの情報が取得できます

また、参加時間と退出時間も記録されるので、途中退出者を判定し、それに合わせたフォローメールを送ることも可能です。さらに、ウェビナー参加中にバックグラウンドにしていなかったか、など注意力をスコアリングする機能もありますので、アンケート結果と合わせて満足度調査に利用できます。

②効果測定

ウェビナー終了後、ウェビナーの効果がどのくらいあったかを測定・分析するのにもレポート機能が役立ちます。こちらは、事前にアンケートやQ&A、投票の質問を用意して、参加者に回答した後、その結果が書かれたレポートで分析をしていきます。
特に、出席者のエンゲージメント(視聴時間の長さ、離脱率など)、アンケート結果などを見ることで、ウェビナーのPDCAサイクルを回すのに役立てられます

効果測定を行う場合、初めに目的をしっかり設定しておく必要があります。例えば、とにかく多人数を集客するのが目的なら、予想される参加人数と実際の参加人数の差をピックアップし、参加率を高めるための課題を洗い出しましょう。

講演の内容に対する理解度を知りたいなら、Q&A機能やアンケート機能を使って正答率や認知率をはかると良いでしょう。

Zoomビデオウェビナーのレポートにはさまざまな情報が記載されています。次回の講演内容を検討するのに役立てたり、マーケティングに活かしたりすることも可能です。ぜひ、レポート機能を使って、よりよいオンライン講演・セミナーを開催してください。


SBスタッフによるオンライン講演の事例レポート


【SBスタッフ事例レポート第14回】
準備期間はたったの1ヶ月!短期間でも準備できるオンライン安全大会

毎年、6~7月頃に開催されている安全大会。 通常ですと、開催日…

【SBスタッフ事例レポート第6回】
距離を超えて開催できるオンライン講演の可能性

コロナ禍で接触を避けて開催可能と注目される「オンライン講演」で…

【SBスタッフ事例レポート第23回】
オンライン講演バリアフリー化の取り組み事例~手話通訳・要約筆記~

私たちチームが担当させていただいている市民向けの講演では、より…


 他の記事をみる

あわせて読みたい


初めてのオンライン講演~方法と手順、おすすめツールを徹底解説

オンライン講演とは、Zoomなどのツールを用いてネット上で開催…

参加したいと思わせる!オンライン講演(ウェビナー)案内メールの書き方とコツ

オンライン講演(ウェビナー)を開催する場合、参加を呼びかけたい…

【Zoomビデオウェビナー初級編】「ホスト」ができることと管理機能の使い方

講演の主催者を「ホスト」と呼びます。その役割は参加者をサポート…


 他の記事をみる