
講師の皆さまの独自性や魅力をご紹介する「講師のヨコガオ」。
今回は、営業職とアナウンサー経験を掛け合わせた独自コミュニケーションメソッドを伝えるフリーアナウンサーの田中知子さんにお話を伺いました。
田中さんは営業職をご経験されたのちにアナウンサーに転身され、大相撲の取材を手掛けられるなど活躍、ご自身の経験から生み出したコミュニケーション術を広く発信されています。
聖心女子大卒後、リクルート求人広告代理店に入社。飛び込み営業トップ表彰常連に。31歳でアナウンサーに転身、NHK青森キャスター、「ニュース シブ5時」大相撲取材で活躍。営業×大相撲アナの独自手法「金星コミュニケーション術」の講演が好評。著書『口下手さんでも大丈夫 本音を引き出す聞き方』。
――講演では、どのようなスキルやノウハウをご紹介されていますか?
田中 NHK大相撲の取材現場に女性一人で飛び込んで切り拓いた経験や、口数の少ない横綱や力士たちから本音を引き出すための質問術、コミュニケーション術をご紹介しています。ビジネスにも活かせるノウハウや、相撲の裏側エピソードも織り交ぜながらお話ししています。
具体的には初対面で相手の懐に入る第一声、声のトーンや声がけの工夫、マインドセットなどです。そして初対面の相手の本音を引き出す空気作りのポイントや、相手が話しやすい質問の仕方、信頼関係を作る褒め方のコツなどをお伝えしています。
――上記のスキルやノウハウはどのようなご経験から生まれたものでしょうか?その背景をお聞かせください。
田中 私は、もともとリクルート求人広告代理店で飛び込み営業をしていて、未開拓の場所に飛び込むことや初対面で人の懐に入るのが得意でした。
その後、NHKで「ニュース シブ5時」という全国放送の番組で相撲の特集を担当し、当時女性が取材に入ることが珍しい大相撲の現場で、横綱や親方に取材をし、番組を制作していました。こうした経験が、いまお伝えしているコミュニケーション術の原点となっています。
――上記のスキルやノウハウを身につけることで、どのような課題解決や成長に役立つとお考えですか?
田中 何度会ってもなかなか信頼関係が深まらないお客様に対しての新しいアプローチが見つかり、信頼関係の構築や成約率のアップに繋がると考えています。
口下手な方でも「実はそんなに言葉の量は多くなくていい」という気づきを得ていただき、コミュニケーションが楽しくなるでしょう。
また、会社内のメンバー同士の関係性が良くなることで、信頼関係が増し、売り上げアップなども期待できます。
――講演活動を通して、どのような世の中を目指そうとされていますか?
田中 女性目線で感じた大相撲の素晴らしさを伝えたいと思っています。
そして、声と言葉で世界が幸せになるような社会を目指したいです。また、一人一人が唯一無二の存在であると感じ、自己肯定感を高められる世の中になることを願っています。
――最後に、講演や研修を検討されている主催者様へメッセージをお願いします。
田中 大相撲の現場を取材して感じたのは、ビジネスマンが活かせる「心・技・体」の教えが詰まっているということでした。NHK時代の取材エピソードやインタビューの失敗談、成功談を交えながら、大相撲から学んだビジネスコミュニケーションをお伝えしています。
たった一言で空気は変わり、相手との信頼関係が生まれます。
大相撲の取り組みはわずか5秒程度の一瞬で勝負が決まりますが、初対面での印象も同様です。その一瞬で何を伝えるのか、どんな言葉を発するかを磨くことで、人生が一気に変わります。
ぜひ、相撲の奥深さとコミュニケーションの楽しさを味わっていただければと思います。

▲講演の様子
初対面で心の距離をぐっと縮める方法や、口数の少ない相手から本音を引き出す質問術などは、業種や役職、職種を問わず、あらゆるビジネスシーンですぐに活用したいノウハウではないでしょうか。
営業、アナウンサー、相撲の世界で磨かれた「言葉」や「声」「空気づくり」「コミュニケーション術」を、ぜひ田中さんの講演で体感してみませんか?

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