伊藤和明 いとうかずあき
防災情報機構会長 元 NHK解説委員
自然災害問題と環境問題を分かりやすく説き、防災や環境保全を呼びかける 元 NHK解説委員。1953年、東京大学理学部卒業。同大学教養学部助手を経て、59年にNHK入局。78年に解説委員となる。 また、文教大学国際学部教授も務めた。2002年1月に防災情報機構会長に就任。
伊藤和明のプロフィール
■職歴・経歴
東京大学では地学科で学ぶ。
卒業後、東京大学教養学部助手を務めた後、1959年にNHKに入局。
科学や自然をテーマとした数多くの番組の制作にあたる。78年、科学・地球環境問題などを担当する解説委員となる。なぜ、こうした自然災害が起きるのか、そのメカニズムの解明や過去に起きた大きな災害などを例に引出し、分かりやすく解説する。
あわせて常日頃からの防災意識や個々人での備え、対策がいかに大切であるかを問いかける。
科学・地震環境問題を担当する“NHKの顔”として広くお茶の間でも知られた。
1990年~2001年には文教大学国際学部教授として大学の教壇にも立つ。
1991年度国土庁防災功績者賞受賞。
“大地震—あなたは大丈夫か”“災害は進化する”“地球環境の危機 ”“自然とつきあう”“火山と人間”など自然災害、環境、科学問題について幅広いテーマをもつ。分かりやすい話し口と防災や環境問題についての取り組み方、また数多くの示唆を秘める講演として好評。
■著書
『地震と噴火の日本史』(岩波新書)
『日本の地震災害』(岩波新書)
『直下地震』(岩波科学ライブラリー)
『自然とつきあう』(明治図書)
『火山噴火予知と防災』(岩波ブックレット) など多数。
講演タイトル例
防災・防犯 必ずくる大地震、巨大地震に備える
日本列島のどこに住んでいても、いつかは必ず地震災害に遭遇します。普段からの防災への備えを! 地震には「顔」がある。海溝型巨大地震と内陸直下地震。 前者の事例としては、南海トラストに沿う東海地震,東南海...
プランへ移動環境問題 地球環境の危機
地域環境のこれ以上の悪化を食い止めるためには、一人一人が身近な環境やライフスタイルを見つめ直すことが大切です。 地球規模の環境問題は、人類の旺盛な活動が地球の自然のバランスを壊し、その結果が、人類自身...
プランへ移動環境問題 失われゆく水と緑、自然とつきあう
自然を守ることは、人間自身のためなのです。 戦後60年、わが国は大きな繁栄を獲得し、経済大国にのし上がってきたが、その繁栄の代償として、はかりしれない自然の損失を招いてきた。 野放図な開発行為によって...
プランへ移動環境問題 火山と人との共生
火山の周辺地域では、その火山についての正しい認識を持っておくことが大切です。火山の自然といかにうまくつきあっていくかが問われているのです。 日本には108の活火山があり、周辺の土地利用、とりわけ観光開...
プランへ移動著書・著作紹介
アマゾンWEBサービスを利用しております。
- 明日の防災に活かす災害の歴史(全5巻セット)|(2020-04-01)
- 地震と噴火の日本史 (岩波新書 新赤版 798)|(2002-08-20)
- 日本の地震災害 (岩波新書)|(2005-10-20)
- 平成の地震・火山災害 (近代消防新書022)|(2020-09-24)
- 地震はなぜおこる 新版 (かんさつシリーズ 新版 11)|(1992-11-01)
- 災害史探訪 火山編 (近代消防新書 13)|(2017-12-01)
- 日本列島の誕生~奈良時代|(2020-04-13)
- 災害史探訪 海域の地震・津波編 (近代消防新書 12)|(2017-12-01)
- 津波防災を考える 「稲むらの火」が語るもの (岩波ブックレット)|(2005-07-06)