子どもの自立を促す親の接し方
~個性とやる気を伸ばす親子の会話術~

小野澤みさを おのざわみさお

日本心理福祉教育研究所代表
親業訓練協会シニアインストラクター
日本教育カウンセラー協会 上級カウンセラー

提供する価値・伝えたい事

子育てで大切なことは、会話によるコミュニケーションです。
愛のこもった声かけが、子どもの心を健やかに育てます。
個性とヤル気に満ちた、自立心ある子どもに育ちます。

たとえば、朝このような声かけをしていませんか。
「早く起きなさい、遅れるわよ。」「妹は早起きなのに、姉のくせにあなたは・・・」
兄弟・姉妹や友達と比較されてうれしい子どもがいるでしょうか?

「もう7時過ぎたよ。学校に遅刻するんじゃないかと思って心配だな。」と伝えてみましょう。
親の思いやりがさりげなく伝わり、自分自身で「もう起きなければいけない。」と考え、行動します。
声のかけ方一つで、自身で考え行動を起こす子どもに育ちます。
つまりは自立心を育てることになるのです。
親と子、お互いに自立した関係を作りつつも、親子の愛情を深めていくことが大切です。

内 容

親子の様々な場面を想定して、具体的な会話術をお教えします。

「お母さん今日のテストいい点だったよ。」
「クラスのみんなもいい点だったでしょう、平均点は何点なの?」
お母さんに褒めてもらいたくて報告したのにこの返事では、今後は親に報告する気力を失くします。
「それはよかったね。おめでとう。」と愛情いっぱいに褒めてあげれば、子どもはどれほど幸せに思うでしょうか。これからも頑張ろうと思います。これからも何でもお母さんに報告しようと思います。

このような会話もよくあります。
「いつまでテレビ見ているの、宿題すんだの?」
「わかってる、うるさいな」
「わかっているならいつまでテレビ観ているの。はやく宿題しなさい」
これではきっと言い合いになってしまいます。
「9時過ぎたので宿題が気になるわ。」
このように言い換えてみてください。
子ども自身、宿題を気にしながらも、ついつい弱い心に負けてテレビやゲームに興じてしまっているのです。
親は、愛のこもった、ほんの少しの手助けをしてあげて下さい。
良い方向に向かえるように背中をそっと押してあげてください。
お互いの心が通じ会い、子どもの自立心が健全に育っていけば、昨今の親殺しのような残忍な事件は起こりようもないのです。

このような日常によくある親子の会話を事例に挙げて、会場のみなさまにもご参加頂き、実践的な会話術を体感していただきます。

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