取締役の使命

斎藤公一 さいとうこういち

経営コンサルタント

想定する対象者

優秀な取締役が存在する企業とそうでない企業は、恐ろしい位の格差が生じる。会社というものは、社長が創業した時は僅かな人数で、しかも同族で運営してゆく場合が多い。いわゆる生業・家業型である。人間でいえば生まれて間もない乳児・幼児・少年の時代であり、親の目(社長の目)は隅々まで行き渡る。
しかし年月・努力と共に会社は成長・育成されてゆく。即ち、規模が拡大してゆくのであり、売上・債権・在庫・社員数・固定経費等が拡大してゆく。社長・トップの目が、神経が散乱・混迷してゆく故に、企業運営の要として組織の構成をしてゆかねばならない。中小・中堅企業の組織は人が動かす、人の在り方・能力・行動がそのまま、実績・業績に顕著にあらわれる。人、即ち組織の長が必要とされていく。組織の長の重要な責任者として位置づけられるのが取締役である。
その組織、又は部門の長たる人の能力の向上を計る事こそが、取締役の目標であり、責務であり、
使命である。

提供する価値・伝えたい事

確かに社長の能力以上に会社は伸びない。しかし、それと同様に、取締役担当部門の能力はその取締役以上には伸びないのも事実である。取締役はいかなる部門に関与している人といえども、次の事を肝に銘じるべきである。
・社長と共に企業の社会的使命と業績に責任を果たすべし
・社員・幹部から尊敬され、畏敬される人格練磨に励むべし
・関係先の人々から(顧客・仕入先・その他)、あの会社は良い取締役を創ったと評価されるべし
・企業の存亡にかかわる事態が発生した時、真っ先に行動を起こすべし
・常に精神的若さを保ち、自分の後継者を育成すべく自己を啓発すべし
 真の取締役の道も又遠く厳しい。諦(あきら)めず、膿(う)まず、厭(あ)かず、その道をたずねて企業発展こそが自己の人生の豊かさに繋がるべく、謙虚にして素直な人間性を目指して啓発してゆかねばならない。

内 容

1.社長にとっての取締役
2.取締役憲章とは 
3.取締役5力とは 
4.こんな取締役が会社をつぶす 
5.スカウト取締役への留意点
6.営業部門取締役のあり方
7.経理・財務担当取締役のあり方
8.生産・工場担当取締役のあり方
9.総務・業務担当取締役のあり方
10.専務・常務の取締役
11.取締役に課せられるCSRについて
12.取締役の計数管理について

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