看護の世界へと旅立つ学生へエールを送りたい

国家試験を終え、卒業を控えた看護学生を対象とした講演事例を紹介します。企画担当者の方から「学生は「社会に出るということ」に不安や期待で複雑な感情を抱いています。看護という命を扱う仕事の素晴らしさを伝えることによって、旅立つ学生たちにエールを送りたいと考えています。」とお話しを伺いました。

そこで今回は、ESPERANZAによるメッセージトーク&コンサートご提案させて頂きました。ESPERANZAは、フルートとオカリナを担当されるりょうこさんと、ベースとアレンジを担当される勝彦さんのお2人です。りょうこさんは「クローン病」と発病。難病と挫折を乗り越えての演奏活動は、様々な新聞や雑誌、ドキュメンタリー番組などで取り上げられています。数々の苦難を乗り越えたからこそわかる、生きている喜びや幸せをしみじみと感じさせられる演奏とお話で、たくさんの人々の心に、夢と希望と勇気を贈り続けていらっしゃいます。

闘病生活を支えて下さったのは看護師の方

クローン病を発病してからの出来事を思い出しながら、私の人生にずっと寄り添ってくれているのは看護師さんだと気が付きました。 人生の半分以上を病気とともに生きる中、看護師さんの存在は私の中で、大変大きなものとなっています。

イベントや講演会でコンサートの機会をいただき、この感謝の気持ちを伝えることが、今、生きていることを更に実感させてくれます。心からの感謝を込めての90分。日ごろのお疲れが少しでもとれるようなひとときになれば幸いです。

企画担当者・参加者の声

卒業にあたり、豊かな感性を育むことの出来る講演会となりました。これから資格者になるにあたり、思いやりのある気持ちを育むことができたと思われます。患者さんの体験を聴くことと、素晴らしい音楽鑑賞の体感が一度に叶い、大変良かったです。特に「Rose」という曲が良かった。

未来をくれためぐり逢い
~あなたに会えて本当によかった~(看護協会、看護学校編)

ESPERANZA えすぺらんさ
アーティスト

挫折から社会復帰に至るまでの「出逢い」「励まし」「自分ひとりで生きているのではないこと」等、コンサートで語る自身の経験は、幅広い年代の共感を呼び、夢と希望と勇気を贈り続けている。どんな困難も乗り越え、未来への希望に繋がるエスペランサのメッセージトークコンサートは各地で好評。