84歳で太平洋単独横断成功!
まだまだ枯渇することない堀江さんの「挑戦する心」

1962年に世界初となる単独太平洋横断を皮切りに、1973年~1974年に単独無寄港世界一周、1985年に世界初となる太陽電池によるソーラーボートで単独太平洋横断、1992年~1993年に世界初の足漕ぎ(人力)ボートで太平洋単独横断など、さまざまに冒険に挑戦してきた堀江謙一さん。1962年の単独太平洋横断の模様を描いた著書『太平洋ひとりぼっち』は、映画化されるほどのベストセラーとなりました。その時の様子を語った講演では、多くの聴講者に元気と勇気を与え、感動で涙する人もいるほどです。

そんな堀江さんですが、1962年の初挑戦から60年後の2022年。83歳という世界最高齢で再び単独太平洋横断に挑戦しました。アメリカ・サンフランシスコを3月27日に出航し、約2カ月かけて、1962年とは逆のルートを巡り、6月5日に無事、ゴールである和歌山県・日ノ岬沖の紀伊水道に到着しました。世界最高齢の挑戦ということで、世界中のメディアが注目しました。

このほど、この偉業をたたえ、ギネスが「最高齢での単独航海太平洋横断」において世界記録認定をしました。今回のギネスが3回目となる堀江さん。公式認定証授与式で「次回の挑戦は?」と聞かれると、「100歳まではがんばりたいが、それまで待っておられないので、また近くに挑戦したい」と次の挑戦への意欲を見せました。
80を過ぎても尽きることのない堀江さんの「挑戦する心」は、シニア世代に夢と希望を与えています。この冒険譚の続きは、ぜひ講演で聞いてみたいものです。

堀江謙一

ソロセーラー

スポーツ関係者・指導者

1962年単独太平洋横断を皮切りに、単独無寄港世界一周、ソーラーボートによる太平洋単独横断などに成功。2005年世界で2人目の東西両周り単独無寄港世界一周を達成。2008年世界初のウエーブパワーボートで太平洋単独横断。2022年3月世界最高齢での単独無寄港太平洋横断に挑戦。

プランタイトル

未知への航海

講師プロフィールへ移動