女と男の笑いでコミュニケーション

桂 あやめ かつらあやめ

落語家

提供する価値・伝えたい事

「男の人って何でそうなん?」と、男女の壁を笑いで壊してみたいと思います。

「四角ばって、話し合ってカド立てて」ではなく、
「お互いを笑いにして、許して分かり合う」ということですね。

内 容

「落語を仕事にしたい」と相談したら、みんなに「やめとき」と言われました。女性の成功例を見ていなかったからでしょう。
 でも、私はほかにいないからこそ、やりたいと思いました。
 ちなみに、落語の世界を知らない両親は、賛成も反対もしませんでした。どうしても仕事としてやりたかったので、私自身は不安はありませんでした。

 でも実際に入門してみると、修行生活だけでなく、落語そのものも大変でした。古典落語を男性の声色(こわいろ)でやってみましたが、うまく出来ません。口紅を落とし髪を切り、男物の着物でやってもだめでした。
 それから、古典落語は男性の発想で出来ているので、登場人物を女性に置き換えてもダメ。例えば、「ねえ、お松さん、仕事帰りにあたしと一杯呑んで、吉原でもひやかさないかい」というのは無理がありました。

 本当の自分を出して、大好きな落語に近づくためにたどりついたのが「創作落語」です。等身大の主人公が自分の言葉で話すので、話す自分も楽、聞いてくれるお客さんも楽になりました。

 男でも女でもやれるんです。やってみないとわかりません。やり方はきっとあるはずです。


※講演後、落語を披露される組み合わせもございます。

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