歴代首相のコミュニケーションに学ぶ
~今、リーダーに求められる言葉力~

高瀬淳一 たかせじゅんいち

名古屋外国語大学・大学院 教授

提供する価値・伝えたい事

言葉のセンスがない政治リーダーは、政治力を発揮できない。特に、従来の日本政治のようにバラマキが出来ない昨今の財政状況では、増税などの不利益分配政策を導入しなければならず、そのため政治家には国民の支持と理解を得るための言葉の力が益々必要となる。
講演では、歴代首相の言葉能力を診断し、また現代の政治状況を見据えながら、リーダーに必要な“言葉力”について解説する。

内 容

小泉元首相はドラマチックな演出を伴う“言葉政治力”があったからこそ、支持率を高く維持し、5年以上も政権を維持できた。一方で安倍元首相は、説明は出来ても空気が読めなかったため支持率の低下に歯止めをかけられず、1年で政権を去ることになった。そして、「あなたとは違うんです」発言の福田元首相、失言の多い麻生元首相も同様。民主党政権に変わっても、“宇宙人”的な発言の鳩山元首相、発言に誠意が感じられない菅元首相ともに、「言葉力」の欠如が支持率にはっきりと表れた。
財政状況が厳しい中での政権運営には高い支持率が必要であり、そのためにはリーダーとしてのコミュニケーション能力が不可欠となる。
歴代首相の話し方や政治手法に言及しながら、リーダーに求められる言葉力について解り易く伝える。

Copyright © 株式会社システムブレーン All Rights Reserved.