子どもたちの自立と社会参画をめざして

馬郡 繁 まごおりしげる

サポート21・なら 代表

想定する対象者

特別支援学校及び特別支援学級の教員
特別支援教育に携わる教員の皆さまにとって、子供たちの将来の自立に向けての、キャリア教育のあり方について、いろいろ試行錯誤しているのが現状です。特別支援教育でのキャリア教育についての解説を行います。

提供する価値・伝えたい事

特別支援教育におけるキャリア教育の必要性と幼少期から始めることの重要性を解説します。
学校と家庭の連携による、学童期からのキャリア教育やソーシャルスキルトレーニングのあり方を解説します。

内 容

北葛城郡 特別支援教育研究会 全体研修     
 2013年7月31日
サポート21・なら

                                       
子供たちの自立と社会参画を目指して(レジメ)


はじめに
特例子会社で障がい者を雇用した経験と、支援学校の就労支援に携わった経験から
いろいろな障がいのある生徒を見て来ました。成功事例の何倍ものミスマッチを経験
して感じたのは、家庭での自立訓練の重要性です。すべての障がいのある生徒が就労出来るとは思いません。しかし、たとえ就労は出来なくても自立できる様になって欲しい
と言うのが私の願いです。少子化による労働人口の減少や企業の海外移転による税収入の減少、高齢化による社会福祉費の増加。これらの状況から、今までの様な福祉サービスが今後も持続できるかどうか、はなはだ不透明な状況です。
支援教育におけるキャリア教育では、学校と家庭との連携が不可欠と言うのが私の持論です。また、就労に関しての基本的な事を学んでいきます。


今日のお話し
1.自己紹介とサポート21・ならについて

2. こどもにとっての幸せとは・・・
 ビデオ上映   日本理化学工業 大山会長
・人に愛されること    ・人にほめられること
・人の役にたつこと    ・人から必要とされること  →今日のキーワード

3. 支援学校の就労支援から学んだこと (大阪府教育員会の委託事業に携わって)
・子供たちは親や教師が思っている以上に潜在能力がある
・自立する為の訓練は早ければ早いほど良い
・早い時期から社会参画により職業感をはぐくむ事が望ましい
・家庭で躾や教育が将来の自立の支えになる
・支援学校の就職率は低いのか?


4.自立の必要性について
・自分たちの生活は自分たちでしか守れない
・精神的な自立 (親離れ・子離れ)
・社会的な自立 (学校・家庭からの自立)
・経済的な自立 (就労または職業的自立)
但し、就労が目的ではなく、自立の為の手段と考えたい
 ・厳しい日本の将来像 → いつまでも続かない手厚い福祉
  ・成長と共に、家庭や学校以外の世界を体験する事例の解説

5.自立の為の訓練
・学校と家庭の連携が必要な理由
・家庭でも出来る自立の為の訓練事例
 就労の役に立つ訓練も家庭で出来る
・家庭内訓練のポイント
 「聞く」より「見る」手法で理解を深める →見える化
・得意な事と、苦手な事を認識する
・コミュニケーション能力を高める工夫について

6.いろいろな働き方について
・会社だけが働く場とは限らない
・仕事と生活の調和
・一般就労と福祉就労についての解説
・福祉就労のかたち

7.企業の考え方(一般就労を目指す為に)
・企業における障がい者雇用の考え方
・就労の為に必要な条件についての解説
・企業が求める障がい者雇用の事例解説
・自己管理について

8.事例紹介



以上

根拠・関連する活動歴

大阪府教育委員会の委託事業で、府立の支援学校の就労支援に携わってきた実績あり。

2013年5月 奈良県特別支援教育研究会で講演
2013年7月 奈良県北葛城郡特別支援教育研究会で講演
      など

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