将来の進路と高校生活

角野裕美 かどのひろみ

国家資格キャリアコンサルタント 
小論文講師
自分史筆録講師

想定する対象者

主に、「高校一年生~二年生」対象。三年生になってから、あわてて卒業後の将来の進路を考えていくのではなく、早い段階から将来を見据え、高校生活をどのように過ごしていくのかを、考える大切さをお話しするもの。
大きな変革の時代である。・(少子高齢化 ・経済のグローバル化 ・社会の技術の変化の加速化‥‥)→これらにより「年功序列・終身雇用」という従来の日本型経営は崩れてしまい、特に若年層の「就職」というものも大きく変容してきている。高校卒業後すぐに就職する場合と大学・短大・専門学校に進学後就職する場合とがあるだろうが、いずれにせよ、現在の若年層の就職の際に求められる「コミュニケーション能力」「主体性」「チャレンジ精神」等が、なかなか身についていないことが多い。すぐに身につくものではない。これらのことは
今から意識し『自分力』を高めておく必要性をお話しする。

提供する価値・伝えたい事

小論文講師として、高校生・大学生に指導する中で、単なる入試や就職対策というのではなく、人生を通じて自分自身のキャリアを考える必要性を実感し、CDA(厚生労働省指定キャリア・コンサルタント能力評価試験合格)資格を取得、キャリアアドバイザーの経験を活かした内容に重きをおいている。
多くのさまざまな高校に伺う中、また大学生の就職時におけるエントリーシートや面接マナー対策を行う中、生きた今の生徒の悩みを汲み取り、共に考え、実践することは、そのときだけではなく、そこからの今後の人生をも考えることに繋がっていると、生徒さんからも後々うかがえることが、なによりの喜びとなっている。

内 容

進学や就職という進路を考えていくことは…つまり、自分の将来を考えていくことである。
→ ではその進路設計をどのように考えていけばいいのだろうか?そのポイントは、次の3つといえる。
「Ⅰ自分を知る/Ⅱ世の中のことを知る/ⅢⅠとⅡをマッチングさせる」ことだ。
①では、① 自分史年表を作る
② 過去から自分の「核」を探す
③ 自分の性格を知る
④ 高校生活で得たことを考える
⑤ 大学で何をどう学ぶのかを考える
⑥ 第三者に分析してもらう
から、自分の「興味・関心・価値観」をつかむことができる。これは、自分のキャリアを考える際の基本ポイントともいえる。
Ⅱでは、「現代社会の問題(時事問題)」や「職業(業種と職種)」を知り、それらの変化に伴って、進路先の大学の学部学科も変化していることも知る必要がある。それが、就職先や進学先を選ぶポイントにもなってくる。
Ⅲでは、ⅠとⅡとのマッチングをする。世の中の仕事を調べ、自分の将来の方向が大よそ決まったら、いよいよ高校を卒業してから先のコースを決めていくことになる。自分の能力・適性から実現できるかどうか、シュミレートしてみる。
弁護士になるなら、大学の法学部、法科大学院と進み、国家試験を受けることになる。そのためにいつ、どんな勉強をするのかを調べ、自分にできるかどうかを考えてみよう。
進路設計においてたいせつなことは、自分のやりたいことをできるだけ具体的に考え出来れば目指す職業を決める方が、よりとらえやすくなる。将来のなりたい自分が見えてきたら、それが何の学問とつながっているのかを考える。というのも、どのような職業も必ず職業に必要な知識を与えてくれる大学、学部学科があるからだ。
これらをふまえ、では今、高校時代にどう過ごしていくとよいのか、小論文の過去問もひもときながら、わかりやすい言葉で、理解を深めていく。
……このように、順を追って、経験からも具体的事例を挙げ、お話しする。

根拠・関連する活動歴

関西大学商学部商学科卒業後、国内大手日用品メーカー及び外資系医療機器会社に、いずれも女性初の営業職として勤務。その経験を活かして、1990年国際花と緑の博覧会の財団法人協会コンパニオンとして従事する。英会話スクールマネージャーを経て、結婚。出産、育児の合間に、「キャストプラン」に所属し、98年~2004年主婦モデルとしてテレビコマーシャル・企業パンフレット・イベント等に出演、人前で話をしたり、如何にプレゼンテーションすると良いのか、などを学ぶ。
並行して、在宅でのZ会の大学入試小論文添削講師となる。これを皮切りに、桐原書店、学習研究社の小論文添削に数年携わる。2004年からは、要請を受け、小論文や志望理由書・自己推薦書の捉え方、書き方を、高校に出向き、講演・指導している。
また、これら指導の中から、キャリア教育の必要性を実感し、CDA(厚生労働省指定キャリア・コンサルタント能力評価試験合格)資格を取得、キャリアアドバイザーの経験を活かした内容に重きをおいている。それは「AO・推薦入試」に必須の「志望理由書・自己推薦書」の書き方、捉え方を「自分史作り」から指導にも繋がっている。
2006年予備校・四谷学院梅田校開校と同時に、現役高校生から高卒生、社会人にいたる小論文クラス及び講習全般を担当、2007年からは、なんば校・2008年からは、京都校にも出講、また志望校に合わせた個別指導中。
更には、キャリアアドバイザー資格を活かし、
・若年者~中高年者の再就職者支援
・大学生の就職活動でのアドバイス
・医療系専門学校の生徒さんやケアマネージャー様にも、文章力アップからの接遇の気づきをアドバイス、
「読み、考え、書く」ことを基盤に、粉骨砕身中である。

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