喜々快々で病気全快

桂 文喬 かつらぶんきょう

上方落語協会理事
環境省3R推進マイスター

想定する対象者

病院に入院している方や通院している方とその家族の方々。
 医師や看護師や医療従事者

内 容

20年程前、体調の変化に気づき近所の病院で診察を受けるが、特に異常がないとのこと。それでも体調の悪い日が続き、別の病院の人間ドッグ検査を受ける。結果、「甲状腺疾患」と診断される。もう少し遅ければ大変なことになってたと告げられる。投薬治療で良くなったが、今も定期的に検査をしている。その検査で今度は腎臓に異常があることを知らされ、大学病院での検査入院。そして、2か月間の入院を余儀なくされる。今も甲状腺・腎臓の投薬と定期検査は欠かさずに受けている。「転ばぬ先の定期検診」の大切さを身をもって痛感する。
 入院当初は「なんで、僕だけ2か月も入院せなあかんねんやろ。寄席にも出られないし、講演にも行けないし・・・」と思考がネガティブになっていた。でも、よく考えてみると「落語家で今、入院しているのは僕だけやな、それも一般の病院ではなく、大学病院に。これは面白いな」とポジティブに考えると落語家としての創作意欲がふつふつと湧いてきて、その日以来、入院生活をこと細かく観察して、それをノートに書き留めた。その観察日記が新作落語「研修医・山田一郎」となって産声を上げて、全国各地で好評を博しています。
 何事にもネガティブになるのではなく、前向きに考えると病院も良くなります。それには、細かいことは気にせず「なるようになるわ」と開き直ることも大切ではないでしょうか。担当の医師に「なんで、腎臓疾患になったんでしょうか」と尋ねると先生曰く「はっきりと断定はできませんが、ストレスが溜まって、そのストレスが起因しているんでしょう」。
 ストレスを溜めないことが健康にとって大切なんですね。とはいっても、ストレスを解消するのはむつかしいでよね。一概には言えませんが、おおらかな気持ちになることでしょうか。具体的にどうすれば、おおらかにな気持ちになれるかは、講演でお話させていただきます。お楽しみに!

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