東日本大震災の捜索体験で学んだ 夢を持つこと、挑戦することの大切さ

森 透匡
もりゆきまさ

教育・青少年育成

森 透匡
もりゆきまさ

一般社団法人 日本刑事技術協会 代表理事  社長の心のSP(組織改善コンサルタント)
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想定する対象者

「夢を持たない方」「夢なんていらないと思っている方」「人生なんてつまらないと思っている方」に対し、「生きていることがいかに幸せか」を実感させ「夢を持つこと」そして「挑戦すること」の大切さをお伝えしたいと思います。

 夢の持てない時代といわれて久しいですね。少子高齢化、離婚率の増加により、結婚すらも夢が持てないと言われています。夢とは叶えるためにあります。そして夢は叶うのです。それは生きていればこそ。生きているからこそ、夢を語り、夢に挑戦することができる。震災の悲惨な現状を目の当たりにして、生き方が変わったり、考え方が変わった人は多いと聞きます。講師もそのひとりです。生きていればなんでもできます。なんでも叶えることができるのです。

提供する価値・伝えたい事

講師は元警察官でありましたが、東日本大震災の発災当時、広域緊急援助隊の中隊長として勤務していました。3月11日、千葉県内で他業務に従事中に発災。直ちに隊に戻り、出動準備に入り、その日の夜から福島県浪江町への派遣を命じられました。

 (※広域緊急援助隊とは阪神淡路大震災を契機に警察内に設けられた災害派遣救出チームであり、全国で災害が発生した場合、現地に直ちに飛び、72時間に限り、救出活動をする部隊です。)

 到着した現地で見た光景は地獄の縮図でした。部下64名とともに捜索活動に入りましたが、翌12日の捜索中に第一原発の水素爆発が発生、また、翌々日から入った南相馬市の沿岸地域では余震による津波警報が発せられ、緊急避難をするなどの体験をしました。

 多数のご遺体を発見して収容し、都合5日間はバスなどの車両内で仮眠をとり、缶詰、マジックライスのみの食事でありました。

 これらの体験を経て「日頃の生活がいかに幸せであるのか」また、「自分らしく夢を持って生きる」ということがいかに大切かを考えるようになりました。

 その後、元々の独立志向もあり、自分の可能性を信じて起業を決意しました。公務員という安定を捨て、夢を持って起業という不安定な世界への挑戦を果たし、現在は講演などの講師として全国を飛び回っています。実体験で学んだ「生きていればなんとかなる」「生きていれば夢は叶えられる」ということを是非皆さまにお伝えしたいと思っています。

内 容

○講演内容

 ・3.11での福島県への派遣命令
 ・第一原発の爆発と津波警報の恐怖
 ・人間の命はいつか絶えるもの
 ・発見した小学生のご遺体を見て
 ・挑戦への芽生え
 ・人間は生きている時に何をすべきか
 ・公務員という安定から起業家という不安定への挑戦
 ・夢を持つということ
 ・思わなければ叶わない~思考は現実化する
 ・夢の実現に向けた歩み

○過去の実績

 東洋大学、千葉県税理士会、千葉県行政書士会、東京商工会議所、米子商工会議所、倫理法人会などの団体・企業から依頼を受け、多数の講演実績があり、大阪、鳥取、熊本、福岡などでも講演・セミナーを開催しています。「元警察官、元刑事の話が聞ける機会はなかなかないので非常に参考になった」とのご意見を多数頂いております。

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