山口君と竹田君の「元気な職場の作り方」

コント山口君と竹田君 こんとやまぐちくんとたけだくん

お笑いコンビ

想定する対象者

うまくコミュニケーションが取れないとお悩みの人がいる。 
生まれも育ちも違う人たちが集う場では、それも当たり前だと思いませんか?

だいたい、血のつながった家族でさえ、何かととるのが難しいコミュニケーションだ。
それを他人同士がうまく出来るようになるためには、それなりの意味や決まり事が必要になってきます。

提供する価値・伝えたい事

昔から、人はコミュニケーション能力を向上させながら、進化し発展してきたと思います。
だから人間関係においては、先人たちが工夫しながら
仲間をつくるコミュニケーション方法を考え出してきたわけです。
その一つが挨拶です。
礼に始まり礼に終わる。この挨拶の仕方やその意味を考えていくと、普段何気なくやっている挨拶が、実は明るい元気な職場作りに重要な役割を担っていることがわかります。
きちんと挨拶をしあえる環境作りから、話の伝え方や聞き方を
具体的な経験談を交えてお話しします。

内 容

【挨拶は相手の心の扉を開ける鍵】
一見華やかそうに見える芸能界は、意外に古風な文化が残っている世界です。
「挨拶で始まり、挨拶で終わる」と言われる世界が芸能界。
実は、挨拶は先にすることに意味があります。
なぜか・・・「私はいつでも会話できる準備ができていますよ」という相手への意思表示になっているからです。
円滑に仕事がしたければ、上司でも部下でも関係なく
気が付いた方が挨拶をすることが、元気な職場作りの第一歩になるはずです。


【相手の心理状態を想像することが会話力をつける】
挨拶というボールを投げたら、相手がそのボールをどんなキャッチの仕方をするか観察して下さい。そして、今度は相手がどんなボールを投げ返してくるか気にして下さい。
これが、コミュニケーションの始まりです。
挨拶しても相手が挨拶を返してこないことがあります。
そんな時、「なぜ、挨拶したのに返事がないのか?」・・・この時、返事がないことよりも
相手が今、どんな心理状態なのかを想像して、楽しむ心の余裕を持つことが大切です。
想像していくうちに、やがて、相手の気持ちに配慮した挨拶ができるようになります。
弾む会話をするためには、相手を思いやる心を持つことだと心掛けてください。

【すべる話はこうして起きる】
テレビでは、「すべらない話」なんていう番組があります。
うまくコミュニケーションがとれている状態が「すべらない話」だとすれば、
「すべる話」とは、うまくとれていない状態のことだと思います。
なぜそんな状態が起きるか?
伝えたい気持ちばかりが先行して、相手がどんな気持ちで聞いているかを考えない時に
よく起こります。
決して芸人としては自慢できない「すべった」経験談を交えて説明します。

【第一印象がモノをいう】
人は外見じゃない!内面だ!!
でも、その内面を知ってもらうためには、まずは外見から気にしていきましょう。
IT企業の中には、職場でもカジュアルな服装で、それぞれが仕事をしている様子を目にします。しかし、それはその職場の価値観であり、異業種の方とのお付き合いするときには、
そんな人たちでも、それなりの身なりをしているものです。
コミュニケーションをとるうえで、大事なことの一つは、余計な情報はできるだけ排除した方がよいということです。
身なりや表情や言葉使いなど、
相手を不快にさせたり、気にさせたりする情報を相手に発信しても、
決して自分のとくにはなりません。

芸人が、
ステージ衣装やメイクをして、外見を変える意味をお話しします。



【顔で泣いて心で笑え】
失敗したときに、先輩から「笑って誤魔化すな!」と怒られたことがあります。
しかし、意外と笑って誤魔化せると思いませんか?
男は「顔で笑って心で泣く」なんて言われてきましたが、
これからは「顔で泣いても心で笑う」でいきましょう!失敗したら、反省するのは当たり前だけど、それを必要以上に受け止めすぎず、思いっきり泣いても、落ち込むなんて無駄なことはせず、相田みつをの「人間だもん」の精神で、失敗はつきものだと笑っていきましょう。
笑顔の力は、人の心を和ませてくれます。
笑顔を作ると心まで笑顔になれるから不思議です。最近は、表情が少ない人が増えていますが、その表情も相手に投げかけている言葉と同じだけの意味がある事を知っておくべきだと思います。
不機嫌な顔より笑顔の方がいいに決まっている。
職場を元気にしたいなら、自分から率先して笑顔を作る側に回りましょう。

【上司力と部下力の鍛え方】
肩書がモノをいう世界だからこそ、それぞれの立場の考え方を話します。
山口君と竹田君のコントは、上下関係などの葛藤を笑いにしてきました。
そこで、そんなコントをつくる作業の裏話をします。
上司は部下によって学び成長できることを自覚し方がいいと思います。
頭ごなしに命令しても、部下はやらされているだけになってしまう恐れがある。
十人十色の部下に対して、十人十色の指導ができるようになるために、
部下から吸収していく作業が、重要な上司の役目となります。
人間という未熟さは、部下であろうが上司であろうが変わりない。お互いがその未熟さを補い合っていこうとすることが強い信頼関係を生むというお話。

山口君と竹田君のコンビの関係性も、実にこの関係に似ている。先輩の山口と後輩の竹田。
二人の実体験から、コンビとしての人間関係をお話しします。
今、理解させるのではなく、いずれ理解してもらうための指導を心掛ける上司と
今、理解できなくても、いずれ理解できた時が自分の成長の証だと知ることができる後輩。
コントや芝居の演出をする山口が竹田から学んだことを話し、その当時の竹田君の思いを本人が話します。

【常識から生み出される非常識】
まずは、ルールを学びましょう。
そのルールを理解してしまえば、壊す作業は簡単にできます。ルールを理解できないと、壊し方もわからないし、壊した後の戻り方もわからない。
どんな個性ある生き方も、独りよがりになってしまえば、無個性になってしまう。相手に通じる常識をわきまえたうえで、非常識を生み出せることがベスト。
笑いは、常識を知らないと非常識をつくれない。なぜなら、相手が壊した元ネタを知らなければ、なんの意味も持たないからです。
たいがい、「自分のことをわかってもらえない」と不満を口にする人ほど、実は相手のことを理解していない人が多いのです。

【弱点を認める強み】
苦手なものや、自分の欠点を、普通は隠したがるもの。だからこそ、最初にさらけ出してしまうことで、かなり心は軽くなります。心を軽くすることで、気持ちにゆとりが生まれます。
笑いの法則で、弱みは最初に見せてしまうことで
生まれる笑いがあることを、お話しします。

芸道の世界では、
世阿弥の言葉で「時分の花とまことの花」という教えがあります。
これは、芸に完成はなく常に未熟さの中で精進していくことの大切さを言っていると思われます。
若い時は成功もするし失敗もする。
それは、まだ真の花ではないからで、一喜一憂することなく
まことの花を咲かすための精進を怠るなということです。

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