事故も破門も油断から~笑いでつなぐコミュニケーション

柳家一琴 やなぎやいっきん

落語家

想定する対象者

安全大会の参加者様

提供する価値・伝えたい事

何で安全大会の講師で噺家?そう思われた方、貴方は正しいです。噺家は皆さんのように重いモノを持つ事もしませんし、何かを生産する訳でもありません。仕事時間も短く、また仕事中は座布団に座ってお喋りしているだけです。じゃ、何で安全大会の講師で噺家??

噺家は一人前になるまでに、かなりつらい修業をします。厳しい師匠の元、4~5年の前座修業期間があるのですが、一体何の修業をすると思いますか?落語の修業?実はそうではないんです。相手が何を考えているかを察知して、どうすればその人が喜んでくれるのかを判断する力を養うのです。しかし最初は一生懸命修業している噺家の卵も、慣れてくるとだんだんいい加減になって手を抜くようになります。

「入門当初は真面目に修業していたのに、半年もすると、生まれた時からここに住んでいたんじゃないかというくらい大きな顔をしてうろつくようになる(おかみさん談)」。我々の世界、ひとつのしくじりで職を失う事になります。

おそらく皆さんにとっても、作業中気を付けなくてはならないのは「慣れる事によっての油断」ではないでしょうか。ひとつの油断が、大きな事故につながります。噺家がしくじりを無くして無事に修業期間を勤め上げるのは、皆さんが日頃気を付けている事と同じだと思います。落語家の修業話から、何かヒントになる事を見付けていただけると嬉しいです。

内 容

①修業は掃除から~見えないところに気を配ろう
②落語は二度目に失敗する!一度成功した事に対する油断
③ひとつの嘘が大きな嘘につながる
④笑顔はすべて自分の為

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