年中夢求~思いを現実に近づけるスキル講座

庄司正樹 しょうじまさき

ブロードキャスター 俳優

想定する対象者

自分の好きなことを仕事にしようと思っている中学生及びその保護者へ向けてのメッセージです。その背景には昨今の若年貧困層の拡大という問題があります。彼らは職業人としての技能を習得しなかったがために非正規労働を余儀なくされワーキングプアとなり、しかも社会でのキャリアアップの機会を得ることができなくなっています。これは日本の未来にとって大きな損失です。生きるための職業技能を身に着けるためにはできるだけ早い段階から職業意識を持つことが大切であると筆者は考えます。この講座を受けることでそれを考えるきっかけにしていただければ幸いです。

提供する価値・伝えたい事

どんな状況でも必ず自分の第1希望の夢を捨てないで持つことが大事。それを追い続けることによって徐々に自分がやりたい仕事あるいはポジションに近づいていけます。また自分の好きな仕事についての歴史を追求することに意義があります。例えば野球の仕事に就きたいと思うなら野球がどこでいつ頃どんな経緯で始まったのか。それが日本に入ったときに広めた人はどんな人であったのか、なぜ日本で野球が国民スポーツとして根付いていったのか・・・こうしたことに常に疑問を持つこと、さらにそれについて調べてみようとする好奇心が後の人生でで大きくものを言ってきます。野球に限らず物事の歴史を理解すると仕事の内容に奥行きが出て説得力が備わり人に感動を与えるようになります。

内 容

(1)講師自らの体験を話す。(キャスターになるきっかけから現在まで)

(2)受講者にワークショップをやってもらう。
例・・・用意した・画用紙の真ん中に自分のやりたい仕事を書く。その周囲になりたい仕事から連想する仕事をできるだけたくさん書いていく。こうすることによってまず想像力が身についてくる。次に自分のやりたい仕事がいかに多くの仕事人と関わりあっているのか理解できる。好きな仕事のスキルを磨くことはもちろん大事なことだが、周囲の職業人とのコミュニケーションもそれ以上に大事なことだということを理解する。

(3)それぞれ生徒たちが画用紙を見せながら結果を発表する。

(4)講評を述べる。(このように自分がなりたい仕事を立体的に考えることが成功の鍵となる。)

根拠・関連する活動歴

2014年8月に島根県で小学生及び中学生を対象に上記の講話とワークショップを実施しました。
小中学生たちは意識を高く持って話を聴き入りそれぞれの保護者と一緒になってワークショップに取り組み画用紙が真っ黒になるほど想像力を働かせて書き込んでいました。保護者からも子供たちがこんなに目を輝かせて取り組むのは初めて見たという声をいただきました。この実績を踏まえて年中夢求をテーマにワークショップを導入した講話を全国各地で展開していきたいと考えます。

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