「朗読の教え方~表現力のある子どもへ
~コミュニケーション力はここから始まる!~

工藤由美 くどうゆみ

元大分放送アナウンサー

提供する価値・伝えたい事

今、ほとんどの子どもの「音読」が正しくないということにお気づきでしょうか?!
英語の発音には厳しいのに、日本語の読みはほとんど気にも留められていないのが日本の教育の現状です。

そのため、日本の子どもは表現力の乏しい大人になってしまい、コミュニケーション下手なため、国際競争にも遅れがちなのではないかと危惧しています。棒読みや、おかしな節のついた歌い読みなどは、日本語の本来持つ美しい音の響きが完全に失われつつある過程において生じた問題点のように思います。音を育てる基礎は、読み聞かせや学校の朗読の授業で養われていくはずのものです。
しかし、教える先生方や保護者のみなさんは、多くの場合自己流で、個々のクセがあることにあまり気づいておられません。人は、耳で聞いた音を自分の音として再現するため、残念ながら環境によっては正確な音を出せなくなってしまいます。
その代表的なものが、住む地域によって表れる、方言や、イントネーションの違いです。方言を否定するものではありません。環境が音を作るという例です。また、正しい音読は文章内容の十分な理解が必要になります。

つまり、良い音読には、同時に読解力が養われるのです。
さらに、実際の会話でも、自然と抑揚のある伝わりやすい話ができるようになります。
話の内容は良いのに、話し方が不快で心に響かない。伝わらない。それはなぜか?
一方で、アナウンサーの読みはなぜ聞きやすいのか。伝わるのか。技術的な観点からお話していきます。

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