職場も家庭もうまくいく、人間関係の作り方~人生を大きく変える2通りのマインドセット~

田染美穂子 たしぶみほこ

関係改善チームアービンジャー公認
ファシリテーター

想定する対象者

経営者、リーダー・管理職

部下にもっと主体性を発揮してほしい、チーム内や他部署との連携を良くしたい、業績や風土を改善するのに働く人たちの意識改革が必要だ、など「人」に関する何らかの見直しが必要だと感じている方。

提供する価値・伝えたい事

はじめまして。
アービンジャー・インスティチュート・ジャパン公認ファシリテーターの田染美穂子(たしぶ みほこ)です。
ご存じない方も多いと思いますが、アービンジャーとは人間科学分野の研究を行うアメリカの機関で、その研究成果をもとに書籍の出版や研修・コンサルティングを提供している会社です。
日本では和訳された「自分の小さな箱から脱出する方法」がベストセラーとなり、一昨年には「The Outward Mindset 」の日本語版で「管理しない会社がうまく行くワケ」が出版され、同時にセミナーもバージョンアップしてリリースされています。

皆さんの職場の人間関係は良好でしょうか。
業績やチームワーク、風土や文化もそこで働く人たちの行動の結果生まれたもので、それは複雑に絡み合った人間関係の影響を強く受けています。
大抵の組織には「信頼関係の不足」「責任感の欠如」「長時間労働」「部署間の軋轢」などの問題が長年横たわり、これらを解決するのに様々な手法が取り入れられコミュニケーションの円滑化がはかられますが、ほとんどの場合期待するような成果を得られず問題解決に至っていません。

なぜこれらの試みは思うような効果がなく、期待を裏切ってしまうのでしょう。

理由は、その手法を使う人たちのマインドセットが導入前とさして変わってはいないからです。つまり、新しい仕組みやテクニックが導入されても自己中心的な人は相変わらず自分のことだけを考え行動するし、不平不満を抱いている人は導入前と同じように被害者意識を持ったまま、新しいテクニックを誰かに使おうとします。
このようなマインドセットではどんなに素晴らしい手法も都合が良いか悪いかの個人的な主観で判断され、自分にとって不利益だと感じれば積極的に取り組むことはしないし、むしろ上手くいかない方が都合が良いと考えれば、成功しないようマイナス方向へ行動する可能性もあります。

色々な施策が上手くいかない原因は、その手法自体にではなく、それを実行する人のマインドセットにあります。そしてこのことは、「結果は行動によって決まる。しかし行動そのものはマインドセットによって引き起こされている」という事ができます。
もし、何かがうまくいかない状況で変化を起こそうとするなら、行動より先にマインドセットを変える必要があるのです。

私たちが提供するセミナーは、その「マインドセット」から行動変容を起こす世界で初めてのセミナーです。
※スタイルはワークショップ形式でグループディスカッションなども行います。


アービンジャーが定義するマインドセットとは、相手との繋がりや責任をどのように認識し感じるかという「心の持ち方」のことです。やり方は何万通りもありますが心の持ち方は2通りです。成功と失敗はこの選択によって大きく左右されますが、これまでこういった心の状態や在り方などは不可解で漠然としていて説明することが難しく、具現化されたものがありませんでした。
私たちは、それらのことを身近な事例とシンプルな図を用いて解説していきます。

内 容

ワークショップの内容は堅苦しいものではありません。題材に取り上げるものは日常の些細なものばかりです。
事例を交えながら以下の内容で進めていきます。

【1】結果を左右する2通りのマインドセット
▶︎行動は何万通りもありますがマインドセットは2通りです
一つ目のマインドセットは、自分のことにしか興味がなく、自分さえよければよいと考えるマインドセット。
二つ目のマインドセットは、自分と同じように相手の成果や目標にまで気を配り大切に思うマインドセット。
自身や組織全体がどちらのマインドセットで過ごしているかで、結果(業績やチームワークなど)は大きく変わります。


【2】マインドセットを決める選択
▶︎マインドセットは自分で選択しています。どのような仕組みになっているかを図解します。
多くの人たちは、相手への評価はその人の行動次第で決まると考えています。相手が何をしたか、あるいは何をしなかったか、自分のことをどれだけ親身に考えてくれたか、あるいは批判的な目で見ていたか、それによってその人がどのような人間であるかが決まり関係を決めると信じて疑いません。
しかし、それが間違いだとしたら。人間関係をややこしくしている本当の理由を図解します。


【3】4つの自己イメージが及ぼす影響
▶︎自己イメージを以下の4つに分類しています
1.自分は人より優秀だと感じている
2.優遇されたり特権を持つのは当然だと思っている
3.自分は人より劣っていて誰かのことが羨ましい
4.人からどう見られるかが何より大切
グループワークで自分がどういったイメージを持っているかディスカッションします。その自己イメージが顧客や同僚・部下・上司との関係に、どのような障害となって関係を悪化させているのかを考えます。


【4】会社に大きなダメージを与えている「〇〇」
相手が自分に対して批判的だと感じると、自分も相手に対して批判的な感情を持ちます。例えば、相手が必要としている情報を入手してもそれを積極的に教えようとはしないし、相手も同じようにあなたが批判的なことを理由に、情報を渡さない可能性が高くなります。
その情報共有がまずかった事により問題が発生した場合どちらも責任を取ろうとはせず、同じことをしているのに互いに相手が悪いと非難し、誰も自分に問題があるとは考えません。この状態は問題解決を不可能にします。
こういったどこにでもあるような出来事がチームの生産性や業績に、どれ程のダメージを与えているのか、個人レベルと組織レベルで考えていきます。


【5】これまでとは違うマインドセット
▶︎同じ相手を違ったマインドセットで見てみます。
マインドセットが変化すれば相手は違って見えてきます。見え方が変われば感じ方が変わり、感じ方が変われば行動は変化します。



私たちが伝えようとしていることは、寛容であることを求めたり自己犠牲を勧めて我慢を強いるものでも、相手に優しくしましょうというような不明瞭なものでもありません。そのような事は長くは続けられないし問題を解決する事もできません。
単に行動を変えるということではないのです。大切なのはマインドセットです。それはものの見方や他者との関係性、他者に対する責任の取り方を根本的に変化させることです。それによって人やチームは大きく変わることができます。

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