6000m級・雪山登山から学ぶヒューマンエラー

鷺本晴香 さぎもとはるか

株式会社Meta-Design-Development 代表取締役
NLP心理学トレーナー、産業カウンセラー
大阪府山岳連盟所属

想定する対象者

安全大会、企業の安全衛生責任者および担当者、現場の方々

提供する価値・伝えたい事

6000m級のヒマラヤ登山―。
私はライフワークである登山を通じて、ヒューマンエラーの恐ろしさやチームワークの大切さ等、多くの経験と学びを得てきました。
本講演では、一ヶ月に及ぶヒマラヤ登山でのエピソードや、国内での3000m級の山でのクライミング中での落石事故にあった経緯などを踏まえて、ヒューマンエラーについてお伝えしたいと思っています。
加えて、簡単な心理ゲーム(ストレスマネジメントトレーニング)等も予定しておりますので、講演を通じて身をもって感じていただける内容となっています。

内 容

□標高6,000mの世界はどんな所?
・標高6,000m以上は気圧が低すぎてヘリコプターが飛べない(空気が少なすぎる為)
・地上の3分の1程度しか空気がなく、0.3気圧という低気圧。
 一般的には1500mを超える高度で人体に影響が出始め、5,500mから6,000mを超えると恒常的に耐えることはできない。

□想定外のはじまり、私は日焼け嫌いの文系女子だった
・ハイキングからのスタート。目標が高くなったら伴うリスクがついてきた。
・マニュアルを学び、怒られながら反復練習(わかっていてもできない?)
・人の命を預かるロープを手にして・・・
・想定外!上から岩が転がってきた!「どうしてそこにいたの?」
・回復期(心と身体)に残ったこと

□ヒマラヤ登山、家に着くまでの1ヵ月間がすべて登山
・どんな準備が必要?
・一人だったら登れない!
・いつもできることができない世界(酸素は下界の3分の1)
・夜中2時に-20度、暗闇の標高5,000mの岩場で登っているとき
・世界基準の強さ
・図太さは強さ!風呂がなくても生きていける
・淡々とこなす技術
・しんどいのになぜ登る? 面倒な気持ちの処理の仕方
・何とかなる!が通用しない登山でも用いられる「学習の5段階」

□自分を支えてくれる達成感!
・山の高さより、山の深さに気づく
・体験から学び、あらためてわかる現在地

根拠・関連する活動歴

2003年、日常の人間関係にすぐに役に立つNLP心理学に基づく非言語コミュニケーション、プレゼンテーション、ストレスケアの研修セミナー企画の会社を設立したことを機に、幼少期より苦手意識を持っていたアドベンチャースポーツに目覚める。
今やライフワークとなった登山を通じて得た経験から語られる講演は、危機管理の意識改革、組織内外コミュニケーションの向上につながると業種・業界を問わず幅広い層から支持を集めている。

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