観光とはなにか?

臼井冬彦 うすいふゆひこ

北海道大学観光学高等研究センター 客員教授
臼井事務所 代表

想定する対象者

・地域の観光振興を考えておられる地域の自治体関係者

・地域の商工会、商工会議所会員、関係者、金融機関関係者

・地域に暮らしておられて、観光に関心はあるけど、自分は直接関係ないと思われている地域住民

提供する価値・伝えたい事

・老若男女、誰もが観光についてそれなりの思い、意見をお持ちです。しかしながら、観光の持つ多様な側面を冷静に分析されている方は少数です。観光には、実に多様な側面があります。多様なステークホルダーも絡みます。それらを整理することで見えてくることがありますし、盲点となっていた点にも気づきます。

・観光は地域の総合産業であり、やり方次第では、一人でも飯の種となりうることができる可能性があることを解説し、事例の紹介を行います。k路絵により、自分なりに何ができるかを考えるきっかけを作ります。

・観光を切り口にして地域を盛り上げたいと考えとられる方々(自治体関係者)が、地域の人たちと観光について語るときに、どのような切り口で話をすれば、観光振興を自分事として考えていただけるかを解説します。

・地域で生きていこうとされる方々に、希望をもって将来の飯の種としての観光的切り口の可能性を伝えます。

・日本人としての価値観、さらにそれをベースにした誇りに気づいてもらい、自信をもって地域での活動を進めていただけるようにします。

内 容

・現在、コロナ騒動で観光産業が大きな打撃を受けています。ただ、いったん火が付いたインバウンドへの期待は、そう簡単には消えません。また、それだけのポテンシャルを日本の各地域は持っています。残念ながら地域の人たちが観光の総合産業である事実を気づいておられません。またスモールビジネスの集合体であるという実態についても気づいておられず、観光は一部の観光事業者のものと感じておられます。

・観光の2面性、その価値、精神性とともに、ビジネスの特殊性について解説します。

・日本だけでなく、世界の観光で何が起きているかを解説します。

・それらを踏まえ、訪日観光客が何を求めてくるのか、それに対し、地域で何ができるのか、できないのかについて考えます。

・これらの考えるうえで、いくつかの「観光小話」から話を進めていきます。

・頭を十分にほぐした後で、観光が地域の総合産業であること、しかもスモールビジネスの集合多として取り組めること、地域なりの役割、出番があること、スモールビジネスの可能性について、事例を含めて解説します。

・最後に、地域なりに新しいスモールビジネスを考えるうえでのいくつかのヒントや方向性を提示します。

根拠・関連する活動歴

9年半でのアメリカでの生活を含め、30年に及ぶ海外関連のビジネスで確信を持った日本の価値、魅力をもとに、2007年から13年に及ぶ観光分野の研究・教育・実践活動から学んだことをお伝えします。

 このテーマでは、過去、北海道の10を超える地域、本州の5か所、沖縄などで何度も講演をしてきております。これまでは、じっくり腰を据えた何回かのシリーズでの研修で活動してきましたが、より多くの人に語り掛けることをしたいと考えています。

地域の一部の観光事業者による観光振興ではなく、地域でよりよく生きて言う上での方向性や取り組み方を観光を切り口にして考えていただけると思います。



 これについては90分程度の講演の形式がふさわしいと考えています。

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