異文化の中でのコミュニケーション力、交渉の仕方

臼井冬彦 うすいふゆひこ

北海道大学観光学高等研究センター 客員教授
臼井事務所 代表

想定する対象者

・海外事業展開をさらに進めようとされている事業会社の海外要員

・海外人材のプールを増員しようとされている海外人事担当者

提供する価値・伝えたい事

・海外とのコミュニケーションとなると、すぐに英語がうまい、下手という問題を頭に浮かべますが、実はそれ以上にコミュニケーションの手法そのものについて考えなくてはならないことがあります。

・日本企業、日本人の交渉下手の背景となっている日本人のコミュニケーション手法ではなく、アメリカ人を例にとりながら異文化の中でのコミュニケーションのあり方、さらには、その極めつけである交渉における心構え、テクニックについて、実践例を踏まえて解説します。

内 容

・「言わぬが花」「沈黙は金」「以心伝心」「阿吽の呼吸」などの言葉で表現される日本のコミュニケーション手法は、世界的に見れば、極めて異例です。異文化理解の観点から、日本のコミュニケーション方法が、海外展開において大きな課題であることを理解します。

・また、このコミュニケーション方法の理解の欠如が、日本企業が海外企業との交渉において、想像以上に問題を起こしてしまうことを解説します。いわゆる日本人の交渉下手の背景の説明です。

・異文化コミュニケーションの類型を示すことで、日本がいかに特殊であるかを理解したうえで、海外でのコミュニケーションの基本を、いくつかの事例とともに解説します。

・アメリカでの実際の経験をもとに、彼らがどのような準備とともに、どのようにアプローチしてくるかを解説します。

・これらを踏まえて、日本人が異文化の中で、どのようにコミュニケーションを取るべきか、交渉に臨むべきかについて考えます。

・さらに、この手法に習熟していくためのトラーニング方法についても解説します。

・最後に、30年近く、海外関連のビジネスの中で、個人的にどのように英語に苦しみながら、英語をモノにしてきたかを説明することで、私の個人的経験をもとにした英語学習方法についてアドバイスをします。

根拠・関連する活動歴

もともと海外志向が全くなく、英語に関しても受験勉強の英語しかやってこなかった人間が、社会人となって約30年間、海外での生活を含め、海外とのやり取りをする中で、大変苦労をしました。重要で厳しい交渉事もいくつかありました。

それらの経験の中で、自分なりに気付いたこと、学んだこと、反省すべきがあります。さらに、その後、異文化理解というテーマで勉強する中で気づかされたこともあります。これらの経験と研究をベースに、これから海外に向かわれるだろう方々へのメッセージを届けたいと考えています。

 これに関わる研修としては、事務機器、自動車サプライヤーの二つの会社で、数年間、海外人材プールの拡充という趣旨での研修を行った実績があります。





 これについては90分程度の講演の形式でも、一日かけての講義とワークショップという形式でも、どちらでも対応可能です。

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