そのニュース、ホンモノですか?

東島 大 ひがしじまだい

ジャーナリスト(元NHK記者)
熊本県民テレビ記者
熊本学園大学客員研究員

想定する対象者

学生、若い世代など「フェイクニュース」に興味がある方はもちろんですが、「ネットニュースは信用ならない。ニュースは新聞テレビなど大手メディアに限る」と盲信している世代にも発信する内容にしたいと思います。

提供する価値・伝えたい事

「フェイクニュース」への注意喚起が叫ばれる中、アメリカ大統領選挙にもみられるように、何が「フェイク」なのかの境界線が曖昧になっています。さらに従来のマスメディアもインターネットからの攻撃を受けたり、逆にネットにおもねるような報道に陥ったりと、その信頼性が大きく揺らいでいます。
加熱する報道の何が「ホンモノ」と言えるのか。記者歴30年、NHKと民放を渡り歩いた経験から読み解いていきたいと思います。

内 容

1)自己紹介&「NHKと民放のニュース、本当は何が違う?」。
 一見同じように見えるテレビニュース。私自身転職するまでたいして変わりはないだろうとタカをくくっていましたが、実際には「これが同じニュースの現場?」と言えるほどの違いが…。激動の時代のマスメディアのインサイドは。
2)ネットニュースvs.マスメディアニュースの終わりなき戦い。
 こうしたメディア間の競争に加え、いわば黒船にあたるネットニュース。攻めるネットと迎え撃つメディアの裏側で動くものの正体は。
3)「水俣病」と「フェイク」
 実は水俣病は昭和40年代からフェイクニュースに悩まされてきた問題でもあります。少し意外なこのテーマを知ると、現代の「フェイク」を知ることに役立ちます。
4)「だまされないためのメディアリテラシー」
 「フェイクニュースを見破る方法」が大流行ですが、対処療法を追いかけるだけではしょせんニワトリと卵です。これからどんどん精巧になっていく「フェイク」にだまされないための、小手先だけではない方法を考えます。

根拠・関連する活動歴

長年にわたる記者歴・受賞歴に加え、NHK→民放という業界でもかなり異色の経歴があります。
さらに専門としてきた水俣病の世界は、フェイクニュースが跋扈してきたと言う点では最も古い歴史がある問題ではないかと思います。

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