「壁」を壊して成功を生む ~「はやぶさ2」プロジェクトのチームビルディングに学ぶ~

山浦雄一 やまうらゆういち

山浦技術経営士事務所 代表
筑波大学 客員教授
元 宇宙航空研究開発機構(JAXA) 理事

想定する対象者

以下の問題意識をお持ちの経営層・マネジメント層・実務者の皆さんを想定しています。
 〇自社事業の発展、或いは他社との協働成功のため、「組織間の壁」「意識の壁」を思い切り壊したい。
 〇プロジェクト成功のため、協力範囲を拡げ、強固なワンチーム、拡大ワンチームを築きたい。
 〇夢のある宇宙開発での実例を通じて、社員の発想転換、意識改革を促したい。

提供する価値・伝えたい事

■「組織間の壁」「意識の壁」などの「壁」は、組織の健全な発展や事業の成功を阻害します。
■小惑星探査「はやぶさ2」プロジェクトでも、そのような「壁」が大きな障害となり、「探査機は作れるのか」「打ち上がるのか」と危ぶまれた時期があったのです。5重苦を抱えていました。
■事態を打開したのは、経営者(講師)が断行したセオリー破りのチーム再構築。「壁」が壊れ人材が集結し、探査機が完成して打上げが実現しました。体制変革で総力が結集し、小惑星タッチダウン成功をも生みました。
■「はやぶさ2」を題材に、「壁」の打破の重要性、チームビルディングの要諦、「拡大ワンチーム」が生む成果増幅など、社会一般に活かせる知見をお伝えします。

内 容

逸話やビデオを交え、宇宙開発とは無縁の方々にも分かり易く説明します。

■「はやぶさ2」プロジェクトを振り返る。目的は何か、何を得たのか。
■「はやぶさ2」探査機が「作れるのか」と危惧された5重苦とは何だったのか。「壁」はなぜ出来て、何を阻害していたのか。
■「組織間の壁」「意識の壁」を壊すために、なぜチーム再構築が必要だったのか。チームをどう変えたのか。準備段階で何を重視し、何をしたのか。「壁」を壊した決め手は何だったのか。
■新チーム誕生後に何が起きたのか。探査機の完成、タッチダウン成功を生んだ「ワンチーム」はどんな姿か。
■一般事業に活かせることは何か。チームビルディングの要諦とは、反対者とはどう向き合うべきか、チームが生まれ変わると何が起きるか、など。
■まとめ(総括、質疑応答)

根拠・関連する活動歴

■講師がJAXA経営者時代に断行した、「はやぶさ2」プロジェクトの体制変革が題材です。
■講師はこのテーマで、2019年7月、NHKクローズアップ現代プラスに出演しました。また、講師の体制変革は、複数の書籍でも紹介されています。
■詳細は、拙著『現場の判断、経営の決断 宇宙開発に見るリスク対応』(日本経済新聞出版、2020年12月9日刊)にありますので、受講者の皆さんには講演前後に予習・復習いただけます。

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