ロボット掃除機ルンバの生みの親
iRobot CEOコリン・アングル氏の
「共創力」を育んだ家庭教育の秘密

大谷和利 おおたにかずとし

ITジャーナリスト
テクノロジーライター
GマークパートナーショップAssistOn取締役

想定する対象者

すべての教育関係者、地域の青少年育成に関わる人、幼児教育に関心のある方、創造性豊かな子どもを育てたい若夫婦、ロボット掃除機のユーザー。

提供する価値・伝えたい事

家庭用ロボットがまだ夢物語だった時代にロボット掃除機ルンバを開発し、現在も世界シェアNo.1を誇るiRobot社。その創業者で同社のCEOを30年以上も続けているコリン・アングル氏は、他に類を見ない製品を次々と世に送り出してきただけでなく、柔軟な企業経営で社員からも慕われる稀有な存在といえます。
コリン氏が、このような製品開発や組織運営に長けている秘密は、実は幼少期の家庭教育にあり、離婚を経験しながらもコリン氏の創造性や協調性を伸ばすための工夫を行なった母親の存在が大きかったのです。この講演では、SDGsの「パートナーシップで目標を達成しよう」にも通じるコリン氏の「共創力」の源となったユニークな家庭での教育について解き明かしていきます。

内 容

最近では、小学校からプログラミング思考を身につけるための授業が行われたり、科学・技術・工学・芸術・数学の各分野を学際的かつ総合的に扱う学習方法であるSTEM/STEAM教育が重視されています。しかし、ルンバを作り上げたコリン・アングル氏が子どもだった頃には、そのような教育は行われていませんでした。
にも関わらずコリン氏が、テクノロジー企業のリーダーとして活躍し、世界で初めてロボット掃除機を商業的に成功させることができた背景には、好奇心を否定しない子育てや、子どもでも大人と同等に扱う家庭の教育、母親の再婚相手である新しい父や義兄弟との良好な関係がありました。
そこで、現在、子どもたちの教育に携わっている方々のヒントにしていただけるような事柄を、私の最新の著書である『ルンバを作った男 コリン・アングル「共創力」』(小学館刊)の取材を通じて得たコリン氏の幼少期のエピソードや、書籍には書かれていない裏話、後日談などからピックアップし、氏の人間形成にどのような影響を与えてきたのかをわかりやすくお伝えします。

根拠・関連する活動歴

米国ボストン郊外にあるiRobot本社にてコリン・アングル氏に密着取材を行い、その半生をまとめた書籍『ルンバを作った男 コリン・アングル「共創力」』を小学館より上梓
その後も、同社の新製品開発などをフォローした記事を執筆
自宅でもiRobot製品を愛用し、工作の知識を活かしてダイソーの製品のみで構成する予算750円のミニチュアロボット掃除機を製作。コリン・アングル氏の製品開発過程を擬似的に追体験

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