「自己表現のすばらしさ」

桂 七福 かつらしちふく

落語家

想定する対象者

主に教育委員会主催の会や学校関係・保護者会・小中高校生対象にしたお話内容になります。

提供する価値・伝えたい事

今「自分らしさ」を求める人が多いですよね。
「一人旅=自分発見の旅」なんてこともよく言われます。
 ます、自分を表現することが大切になってきませんか?
 その第一の手段として「言葉」です。
 言葉は消しゴムが効きません。発せられた言葉を相手が受け取ってしまえば、それで成立します。時として発信者の想いとは違った解釈をされて誤解を招くこともありますよね。でも、言葉での溝は言葉で限りなく生めることができると信じています。
 誤解を招いたときの「わびたい」「ちゃんと説明したい」という気持ちは「言い訳」と呼ばれますが、言い訳したいということは「あの人とのつながりを終わりにしたくない」という気持ちのあらわれだと思いませんか?
 少しの心の余裕を持って、言葉で傷つけられてしまっても、相手が「言い訳」に来たら、会いたくないでしょうけど、ちょっとだけ耳を傾けてみませんか?相手の心が見えてくるはずです。本気なのか、そうじゃないのか。
 言葉には、とても怖い部分があります。でも、怖がってばかりでは何も分かってもらえません。「言わなくても分かる」は間違いです。「言わないと分からない」んです。
「自分らしさ」を知ってもらうために、どんどん言葉の発信者になりませんか?
 私の閉ざされた心を開いてくれた数々の言葉もご紹介します。

内 容

落語家になった私に対して、よく人は、
「小さい頃から明るくユニークだったんですか?」
と尋ねてくる。
 人それぞれにさまざまな人生がある。
 そこで、私の今までの育った環境をお話しています。
 私の出生の秘話。両親の3度の離婚・再婚。母子家庭。近所の偏見。職業への偏見。子供同士の変化。学校の対応。吃音。いじめ。無気力な小学生時代。心の恩師との出会い。落語との縁。おばあちゃんの笑顔。私を助けてくれた落語。「自分らしさ」を教えてくれた師匠。
 こういった細かいテーマが挙げられます。私の過去を聞いてもらうことで私も救われます。そして、何より聞いてくださったみなさんの身近にもたくさんの問題と「きっかけ」が存在することに気づいてもらいたい。
 私が感じたことや心の動き、また、周りの大人達の行動や言動。
 みなさんへのアドバイスにはならないかも知れません。でも、何かを感じてもらえるはずです。私の過去は、しょせん
他人の過去かも知れませんが、とても身近なことなんです。
 人は、人の言葉で大きく落ちていきますし、その代わり、人のたった一言で大きく救われることがあります。
 消しゴムの効かない言葉。
 その言葉を職業に選んだ私の過去を、気楽に、でも確かな思いで聞いてください。

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