想定する対象者
企業・団体の職員向け
提供する価値・伝えたい事
机の引き出しにしまってあるマニュアルを取り出して見返すように、コンプライアンスについてふと振り返る。内部通報(公益通報)制度の研修を通じて、そうしたコンプライアンス意識を職員に持っていただくようにいたします。
内部通報制度は、仕事を進める基盤となるコンプライアンス保持のための手段です。また、「内部通報制度は内部統制制度の最後の砦」とも言われますが、「最後の砦」として機能するようでは、社員のコンプライアンス意識の涵養が不十分です。
常日頃の業務の中で、軽微のうちに不備・不適正が是正される。そうした企業風土の醸成にお役立てください。
加えて、「内部通報制度を知らない従業員の2割が企業の不祥事をSNSに投稿する」と回答しています。
不祥事が間違いなのに、SNSに投稿されたら?、マスコミに報道されたら?
企業・社員の双方にとって不幸な結果を招きかねません。
こうしたリスクを回避することにもつながります。
内 容
〇 研修の構成案
第1部 内部通報(公益通報)制度の説明(60分)
・ 公益通報制度の概要
・ 公益通報者保護法の目的
・ 貴社の内部通報体制
・ 内部通報者が保護される内容
・ 行政・マスコミに通報する要件
第2部 事例研究・質疑応答(30分) 計90分程度
根拠・関連する活動歴
厚生労働省で、公益通報制度に関わり、知識・ノウハウを得ました。
また、関係団体の2億円超の不正受給を発見するなど、監査経験も豊富です。
<内部通報・不祥事対応>
1)厚生労働省の委託先団体の不正行為と公益通報対応
2023年に、委託先団体が契約違反を行い、それを知りつつ担当部署が放置しているとの内部通報について、その調査・検証を行いました。
2)厚生労働省の委託先団体の10年以上にわたる不正受給の調査・返還請求
2019年12月に監査を行ったところ、約2.3億円に上る不正受給が発覚。調査を進め、法的問題点の検証を行った後、返還請求を行いました。
3)ファイナンシャル・プランニング(FP)技能検定国家試験の試験問題漏洩への対応
2013年に受検者数約12万人のFP技能検定の試験問題が事前に漏洩したことが発覚。試験が有効であると判断するための立証や試験実施団体の監査と是正勧告を速やかに行いました。
業務外の講師への取次は対応しておりません。