「私はわかっている!」本当ですか?
- 「わかる」と「学ぶ」を考える

楠神 健
くすかみけん

人材・組織マネジメント

楠神 健
くすかみけん

エラー・コツ研究所(詳細名称:ヒューマンエラー対策&仕事の工夫・コツ研究所) 代表、博士(心理学)、元 JR東日本 安全研究所長
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想定する対象者

〇現場の第一線作業者
〇現業機関の管理者
〇経営者・本社等の企画部門の方

提供する価値・伝えたい事

「わかる」は、すべての仕事の起点になる事柄です。一方、私たちは簡単に「わかった」と言いますが、その深さには様々なレベルがあります。単に「言っていることが日本語としてわかった」というレベルから「目標の重要度に腹落ちし、困難があってもやりきる」まで、その理解レベルは、仕事の結果に大きな影響を与えます。
本講演では、「深く理解するためのコツ」(「運動」を通して、「攻めること」を通してなど)や「正しく判断するためのコツ」(物事を多面的に考えるなど)について、事例を通して理解します。さらにそれをベースに、「経験学習」の概念について学び、「仕事の経験とその振り返り」を通して、日々成長していくための方法論を理解します。

内 容

1.どんな仕事でも「(自分や相手が)わかること」がスタート
 ・同じ「わかった!」でも、その理解レベルは人によりバラバラ
 ・「深く理解する」ためには「コツ」が必要で、それらを自由に使いこなせる必要がある
2.コツ1:「頭だけの理解」では不十分-「運動」を通してはじめてわかる!
 ・本を読んだだけで、自転車に乗れますか?
3.コツ2:「丸暗記」では不十分-自分で攻めながら「わかっていく」ことが重要!
 ・単に覚えるのではなく、自分で問いを立てながら考えること(つまり、攻めること)が重要
4.コツ3:1つの視点だけでは不十分-「多様な視点」から考えてはじめて正しく判断できる!
 ・相手の視点、上司の視点、部下の視点、他部署の視点、お客さまの視点、…
 ・現在の視点、過去の視点(過去の経緯や背景)、未来の視点(将来変化、将来見通し)
 ・ズームアップ(細部を見る)、ズームアウト(全体を見る、鳥瞰)
5.日々の仕事のリフレクション(振り返り)を通して継続的に成長しよう!
 ・経験学習とリフレクション(振り返り)の意味
 ・ビジネスマンは仕事を通して学ぶ!(学校の勉強との違い)

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